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「……で、誰が切符を持ってるんだ?」
立花祐樹に問われて黒木が持ってると答える若武
言葉丁寧過ぎて一瞬鳥肌たった
黒木はチケットを出してから、お願いしたいことがあるとか言って立花祐樹に歩み寄り、内緒話ってやつ?をしてた
『……マジかよお前』
「マジだよ」
「おい素行不良者、今の聞こえたのか?」
『そこっ……まあ、はい』
すべて「おい白髪」とかでいーでしょ
普通素行不良者に面と向かって言わないよ。「おい素行不良者」
「……ま、面白そうだしな。のった。結果も報告しろよ」
そう言ってから2人はトイレに入っていき、数分後に作業服になって出て来た
ん、待って展開が早い
これから何するか知ってても尚この展開の早さは異常
それから2人は出発寸前だったバスに飛びのった
「おい、黒木っ!」
という若武の悲痛な叫びが聞こえたのか否か、黒木が口パクで何か言ってた
いや私は聞こえたけど
「A、通訳」
『いい結果が出るのを、待っててくれ。じゃね』
「だってよ、若武」
「あのヤロウ……」
*
翌日、学校終わりに数人ヤって秀明に行くと、伝言板に黒木からのメッセージが書かれていた
授業終わったら特別クラスに来いってさ
*
その後いつもの如く授業中に寝ては叩き起こされ、寝ては叩き起こされを繰り返し、あっという間に授業は終わった←
特別クラスに行くと、すでに上杉と小塚がいた
なんでBよりCの方が終わんの早いの……
あとずっと若武がソワソワしててうっざしい
それから数分後、立花が教室に飛び込んできた
「アーヤが来たぜ。始めろよ、黒木」
若武がそう言うと、黒木は小っせー黒い箱を出して机に置いた
『げ、マジでやったのかよ』
「ああ。……皆、そばによってくれ。……これ、なんだと思う?」
「なんだろ……」
「……A」
『とーちょーき』
私がそう言った途端、全員の表情が一気に驚きに変わる
そりゃーね
『保安器に取りつけたらしーぜ』
「なにか、新しい証拠が手に入らないかと思って、とりあえず電話を盗聴してみることにしたんだ」
とりあえずでやる行動範囲広すぎて怖い
流石黒木センセ
上杉と小塚、立花は後ろめたそーな顔してっけど、若武は逆に生気を取り戻した
私は珍しく呆れ顔してると思う
盗聴器とか……FBIかよ
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白黒(プロフ) - 了解しました!ありがとうございます! (7月2日 22時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 白黒さん» ありがとうございまぁぁぁーーふとっても嬉しい!恋愛はお任せします!! (7月2日 16時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» それでもよろしいでしょうか?長文失礼しました🙇 (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» KZメンバーが夢主を好きだというのは少し考えていたのですが、あくまでこの小説(原作)のヒロインはアーヤなのであまり描写が出ないというのと、表現がふわっとして恐らく恋愛描写がわかりずらくなります。話数を重ねて段々と…という感じになると思います (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - ありがとうございます!亀(に失礼)更新ですが続編つくります! (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白黒 | 作成日時:2022年4月24日 19時