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ま、ノリの悪いメガネくんは置いといて……若武が言うに、
まず塗料とドロを分析、車の車種と年代をハッキリさせ、若武のチャリがビバリーヒルズにあったことを証明。これは小塚の役目
とまで言った時に、小塚が珍しく素直に頷かなかった
曰く、塗料とドロの分析は大丈夫だが、塗料から車種を特定するためには各社がそれぞれの車に使ってる成分表がなけりゃダメ。んでそれは企業秘密と
そこまで聞いて、若武が言った
「黒木、おまえ、塗料の成分表を手に入れられる?」
「できるかもしれない。やってみよう」
そんな軽々しく企業秘密の成分表手に入れられますよ宣言できる黒木が怖い
次はビバリーヒルズの聞き込み。ビバリーヒルズに住んでる人間に緑の外車を持ってるヤツや、あの日以降車の修理屋が出入りしてる家がないかなどを調べる。これは私と上杉、立花で行く
『んで勿論お前は……』
「ボスだからなっ」
『“働かざる者食うべからず”って言葉知ってる?』
若武にこんなマジレスしても意味がないことなんでスルーして……
立花の意気込みが聞こえた
「そして証拠を全部揃えて、警察に持ちこむんだよね」
『ダメだっ!!』
……あ、
私が叫んだ瞬間、立花がビクッと
……そっか……立花は知らねーんか、私の
黒木が説明してっから大丈夫かな……黒木も私がサツを嫌う理由自体は知らないと思うけど
とりあえず私がサツを嫌いってのを教えてくれりゃーいーかな……
……若武がワザとらしく咳払いをし、話を切り出した
「とにかく!Aの言うとおり、警察はダメだ。俺の立場を考えろよ。警察になんか言ったら、俺が秀明にチャリで通ってたことが親にバレるじゃないか。こづかいがもらえなくなる」
『いや、私そんなくだらない理由じゃないから……』
「Aも警察に会いたくないだろ?だったら好都合だ!」
コイツ……私の警察嫌いを利用しやがって……
確かにここまでしといて犯人を突き止めるっつー1番カッケーとこは盗られたくねーけど
私だけならともかく、コイツら……特に立花がいるんじゃ、流血するほど思いっ切り殴れねーしな……
「それ、危ねーよ。相手は、たぶん大人だぜ。警察の手を借りた方がいい」
黒木が言うと、上杉が「諦めろ」と追い討ちをかけた
「Aは警察への報告に行かなけりゃいい。どうしても会わなきゃいけないって時は、俺の後ろに隠れてろ」
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白黒(プロフ) - 了解しました!ありがとうございます! (7月2日 22時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 白黒さん» ありがとうございまぁぁぁーーふとっても嬉しい!恋愛はお任せします!! (7月2日 16時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» それでもよろしいでしょうか?長文失礼しました🙇 (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» KZメンバーが夢主を好きだというのは少し考えていたのですが、あくまでこの小説(原作)のヒロインはアーヤなのであまり描写が出ないというのと、表現がふわっとして恐らく恋愛描写がわかりずらくなります。話数を重ねて段々と…という感じになると思います (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - ありがとうございます!亀(に失礼)更新ですが続編つくります! (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白黒 | 作成日時:2022年4月24日 19時