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いや、きっと周りにも人はいたはず
だけどちっとも目に入らなかったし
まったく覚えてない
君の周りだけなんだか少し明るく見えて
キラキラした物に包まれてるみたいに見えて
うっすら雲を纏ったお月様みたいだった
もうきっと二度と会うこともないキミ
なのに
あの日のことばかりが頭に浮かんで来て…
だから今日も私は諦める作業をする
あの時はどうかしてたんだ
びっくりする位綺麗な男の子がそこにいて
目が合ったらご丁寧に会釈なんてしてくれたから、
びっくりして
一瞬だけ独り占めした様な気持ちになって…
ドキッとして……
もう、ずっと恋をお休みしてたから
それでよかったのに
それでいいのに
…………。
「ママー!今日はこれにする!」
にこにこ笑顔で絵本を持ってきた息子の顔
ちゃんとしなきゃ!!私。
お月様を見ながら手を繋いでお家に帰ろう
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作者名:m | 作成日時:2017年10月21日 17時