真っ白な雪へ嘘が降る (ページ2)

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私たちは高校1年生になった。

というか、なれたんだって感じだった。

新しいクラスが張り出されてるボードは

すぐ目の前。

でもなんだか、体がだるい。

まるで春の清々しさを感じさせないような

黒い何かが背中にいる。

それが私の高校生活を快適に過ごせないように、

邪魔をするものになるのか

はたまた黒い何かが取れた先に待ち受ける

ハッピーエンドへの試練なのか。

そんなことは私にはまだわからない。

つい最近まで、中学生やら、がきんちょやら、

子供と言われて来たのに、いきなり

大人になりなさいとか言われるんだろうな。

楽しい高校生活を願って、私はクラス表を見た。

まりあ
「げっ、、、、あー私の高校生のスタート失敗しそうだな。というかしたな。

え？なんでそう思うかって？？

ごく一部の人からだけど、

嘘つきで有名な、『渡部なな』と同じクラス。

どんな試練が待ち受けるのか。

まだ子供な私は、

大人へと変わる分岐点となる高校一年生で

成長していく。

楽しい楽しい高校生活となるだろう。

いろんな意味でね…？

ちょっと小悪魔っぽく見せるために、

ニコって笑っておくね。

(にこっ

そんな私の体験談。

まだまだ始まったばかりだ。

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