No.87 ページ37
隼side
店に着いてから、僕から話を切り出す。
隼「悠くん、本当に大丈夫?」
『うん、大丈夫。本当にごめんな…』
隼「僕は何ともないって。」
本当に申し訳なさそうな顔をする悠くん。
『あのさ…さっきの話なんだけど。』
隼「うん。」
何となく聞きたくない。
でも、きっと僕はこの話から逃れる事は出来ないんだろう。
『俺さ…男じゃん。恋愛だってしたいし、普通の生活もしたい。でもさ、俺は他の人とは違うんだよ。男として生きていくって決めたのは自分自身なんだ。…だから俺、恋愛はしない。』
隼「…もし、この先好きな人が出来たら?」
『その時は…自分の気持ちを隠す。自分でも気づかないように。』
隼「…そこまでしなくていいんじゃない?」
『え?』
隼「男であれ、女であれ、その前に人間じゃん。生きてれば恋だってするし、色んな失敗だってするじゃん。だからさ、男だからって、自分から自由を奪うのは違うんじゃない?」
『…そう…なのかな。』
隼「うん、絶対そう。だから僕も自由でいたいもん。…だからさ、僕も好きでい続けるよ。悠くんに恋人が出来るまで。」
『…』
もう自分の気持ちは隠さないって決めた。
付き合えるかもしれないっていう期待もあるけど
自分に嘘をつきたくなかった。
もしダメだとしても、この関係は壊れる事は無いって信じてるし
悠くんが誰と付き合っても、祝福してあげられる気がするから。
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まあ(プロフ) - いち。さん» コメントありがとうございます!頑張って更新します!!コメント励みになります(^ ^) (2019年3月23日 22時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
いち。 - 続きがかなり気になります! (2019年3月22日 20時) (レス) id: 92986f90db (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ☆さん» 何度もすいません、ご指摘ありがとうございます! (2019年1月16日 10時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
☆ - またとんでますよ? (2019年1月16日 0時) (レス) id: 3c2de0b0a8 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ☆さん» 気づかなかったです!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月12日 13時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年12月6日 12時