気づいても、知らぬふりを

No.31 ページ31

you side

結局私はジャケットとスニーカーを買った。


直「いい買い物したね、悠くん！」


『久々に買い物しました！』


これはきっと、女の格好してても合うかなって思って買ってしまった。


まぁ、女の格好なんてしばらくしないつもりだけど。


ふと玲於を見ると、まだ服を物色していた。


『俺買い物終わった。』


玲「早いって。ちょっと待って。」


『アメコ行ってきていい？』


玲「ダメ。」


『え、何、寂しいの？』


玲「…」


まさかのシカトされる私。


『直人さん、俺アメコ行ってきます。』


玲「ダメ！待って！寂しいから待って！」


『最初から素直に言えばいいのに。笑』


直「あんな玲於初めて見た。笑」


『まぁ、可愛い末っ子の1人なんで。笑』


結局、私が買い物を終えてから30分後に買い物が終わって、満足そうな玲於。


玲「いい買い物したー！」


『そりゃ良かった。直人さん、ありがとうございます。』


直「また来てねー！」


はーいとだけ返事して、再び外に出る。


『やっぱ凄い人。笑』


とりあえず手を振りながら、アメコに行き、コーヒーを買って飲む。


『あー、コーヒーうま。』


玲「オヤジかよ。」


『うるさい。うまいもんはうまいの。』


少し店の中でコーヒーを堪能して、再び店を出る。


次どこ行くか何をするか決めてない私たちは適当にブラブラと歩き回った。






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