No.39 隼side ページ40
メンさんのバーへ着くと、個室に案内された。
玲「へー、こんな所もあるんだね。」
涼「すごいねー。」
2人はそう話をしているけど、なんて切り出そう。
そう悩んでいると、
涼「で、話って?」
涼太くんから、話を振ってくれた。
隼「あの…Aさんの事なんだけど」
涼「Aさんが何かあったの?」
隼「単刀直入に言うと……誰かに髪の毛切られてた。」
玲「は?」
そりゃそうなるよね。
隼「昨日、会議終わった後、涼太くんかAさんいるかなって覗きに行ったんだよ。そしたらさ、Aさん掃除してて…近寄ったら泣いててさ、髪の毛ズタズタに切られてて、それを掃除してたんだよ。」
涼「…近くに誰かいたの?」
隼「それが誰もいなくてさ。Aさん1人だった。」
玲「誰がやったんだよ!そんな事!」
玲於が珍しく声を荒げた。
隼「わかんないけど…Aさん誰にも言わないでって言ってた。」
玲「…んだよ、それ。俺らじゃ頼りねーのかよ。」
涼「…違うんじゃないかな。Aさんの事だからさ、僕たちに迷惑かけないようにとか思ってるんだよ、きっと。」
隼「とりあえず、僕らで守ってあげないと。」
玲「あたりめーだろ!」
隼「でも、どうやったら守ってあげれるかな。」
涼「とりあえず、会社にいる間だけでもAさんを1人にさせない。」
玲「俺もちょくちょく様子見に行くわ。」
隼「僕もそうする。」
隼「あ、あとさ…この事は知らない事にしておいてくれないかな。」
玲「まぁ、Aさんがそう言ってるなら、そうするしか無いよな。」
涼「わかったよ。その代わり、Aさんが危ないと思った時は容赦なく行くから。」
そう言った涼太くんの目は、今まで見た事が無いくらい怒りに満ち溢れていた。
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はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月28日 8時) (レス) id: 3c3663544c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年5月28日 0時