天才4歳児の脱獄1【約束のネバーランド】

Type.25 ページ26

そんなことを考えながら本を読んでいた

時間はかなりたったのに、レイはもどってこない

本当にもどってくるの・・・・・？

今でもよぎる、あの時の夢

レイが自分になにかをかけて

ノーマンはママになにかを伝えられて

それがなんなのかもわかんない

でも、3人はそのことを知ってる

そして、ドンとギルダも・・・・

でも、まだ気づかれちゃいけないんだ

そんなのことを考えていると・・・・いつの間にかわたしは目をとじていた


〜レイside〜

ドンとギルダに施設(ハウス)の嘘の真実を話した

2人は協力をしてくれる

俺はAが待ってる部屋に向かう

Aは机の上に本を開きながら寝ていた

やっぱり待つこと出来なかったな・・・・


レイ「たくっ・・・・・」

俺はAを抱いてベッドに寝かせて俺も入る

Aの目の下には薄ら涙のあとが見える

Aは前に俺とノーマンが消える夢を見たと言った

ノーマンは俺が消させない、出荷なんてさせない

だけど、俺は・・・・・

Aもそれが伝わってしまったのか俺から離れようとしなかった

今日も着いていこうとした

いつもなら有り得ないことなのに

俺が消えたら・・・・こいつはどうすんだろうな

俺のことを忘れて、しっかりと生きてくれるだろうか

それは・・・・この先、ここを出られた時しか分からないのだ




〜次の日 貴方side〜


貴「ふぁ〜・・・・」


レイ「おはよ、よく寝れたか？」


貴「あ・・・・ご、ごめんなさい・・・・きのうねちゃって・・・・」


レイ「俺がもうちょい早く行けばよかったな、ごめんな
だから、そんな泣きそうな顔すんな」


貴「うん」

そのことに泣きそうになってるんじゃないんだよ・・・・・

いなくなってなかったから、うれしいだけなんだ

本当は悲しかったのかもしれないけど


レイ「朝食べに行こう、A」


貴「うんっ！」

薄く笑うレイ

あぁ・・・・やっぱりわたしはレイが好きだ

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