天才4歳児の脱獄1【約束のネバーランド】 (ページ25)

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Type.24 ページ25

エマ「そういうレイはどうなの？
Aはスコアは4歳の中でもダントツの280、鬼ごっこでシスターに追い掛けられても逃げ切った」

レイ「そりゃ疑う、てか俺ら以外だと1番は彼奴だろ・・・・
無自覚にママに話してる可能性がある、彼奴の前では話さないようにしてるけど
俺ら、結構何かあるってAに疑われてるのは事実だ」

エマ「『ノーマンに続く天才』・・・・・かぁ・・・・」

レイ「それほどの能力が彼奴にはあるってことだ」

疑えと言うレイ

もし、Aが鬼の手先だったら・・・・

レイはAを置いていくの？

私は子供の誰かが鬼の手先だったとしても

連れてく、けどレイは違うのかな・・・・

そんなことないよね

レイは絶対にAを連れてくに決まってるもん

レイは自分が思ってるよりもAを大切にし過ぎているから

～貴方side～

隊列を組んだ鬼ごっこをした後の夜

レイ「A、今日は先に寝とけ」

貴「やだぁ・・・・レイは？」

レイ「俺はエマ達と話があるから」

貴「やだやだやだ・・・・・」

レイ「どうした？いつもはちゃんと言うこと聞くだろ？」

貴「だって・・・・・」

あの夢を見てからレイがいなくなっちゃうかもと思うとこわくなった

本当にいなくなっちゃったら嫌だ・・・・

レイ「けどな・・・・」

貴「起きてるから・・・・起きてるから・・・・わたし、ちゃんと待てるから・・・・」

レイ「・・・・・分かった、話が終わったらすぐに戻る、それまで待ってろ」

貴「うんっ・・・・！」

とは言ったけれど、本当は嫌だった

ついて行きたかった

でも、レイは困った顔をしていたから

わたしはレイに従うしかないもん

レイが戻ってくるまで起きてなきゃ

本を読んでひまをつぶそう・・・・

貴「ふぁ～っ・・・・・」

本を読んでいてもレイはまだ来ない

いつになったら来るんだろう

最近本当におかしく感じちゃうんだ

エマもノーマンもレイも・・・・ママも・・・・

全てがおかしく感じておかしく見える

そして、そんなわたしも・・・・・

つい最近まで弱かった身体が今では全然で・・・・

フィルたちに比べて何かが変だ・・・・

わたしは・・・・・・いったいなんだろう・・・・・？

けど・・・・そんなわたしの問を答えてくれる人はだれもいない

レイも・・・・だれも・・・・

だって、だれも答えれない問なんだから