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テストが終われば自由時間
自由時間にはいつも鬼ごっこをする
ドン「うへっ、ノーマンが『鬼』だ」
エマ「レイは?」
レイ「パス」
エマ「チェッ、たまには混ざればいいのに」
貴「エマ〜、わたしもやりたいっ!」
エマ「やろっか!」
ノーマン「OK、数えるよ!」
鬼のノーマンが数え出すとみんな森に散って行く
ノーマンは鬼ごっこが上手だから、考えて逃げないといけない
しばらく遠くに逃げて周りを確認する
貴「・・・・ノーマン来ないよね・・・・?」
ノーマン「誰が来ないの?」
貴「ぴゃっ!」
ノーマン「はい、A見つけた♪
また逃げるの上手になってるよ」
貴「むぅ・・・・・」
笑顔でノーマンは他の子を探しに行った
わたしは森を抜けてレイの所に向かう
レイ「おかえり」
貴「またつかまっちゃった・・・・・」
レイ「けど、A結構残ってたぞ、あとエマだけだ
Aは最後から2番目」
貴「本当!?でも・・・・何でつかまっちゃうのかな・・・・?」
レイ「頭は使ってるだろ?だけど、その考えはノーマンは直ぐに読む
ノーマンが相手だから捕まるだけで、他の奴らが鬼なら中々捕まらねぇよ」
貴「ほめてる?」
レイ「誉めてる」
貴「ありがとっ、レイ」
わたしはレイに抱きついてレイに顔を埋める
やっぱり、レイは優しい・・・・・
レイに抱きついてしばらくするとエマとノーマンが戻ってきた
エマ「また捕まっちゃった〜っ!!」
レイ「ラスト1人で10分持ちこたえたぞ、新記録じゃないか」
エマ「くやし〜!!なんで!?なんでノーマンあんなに強いの?
私かけっこじゃ負けたことないのに、鬼ごっこじゃ勝てたことないよ!」
レイ「・・・・・・問題、現状ノーマンにあってエマにないものなーんだ?」
エマ「え!?計画性?落ち着き?圧倒的頭の良さ?いっぱいありすぎて・・・・」
貴「エマ、ぜんぶちがうと思う・・・・」
レイ「戦略だ、確かに単純な身体能力ならエマの方が上だろう
でもノーマンは頭が強い、ハンパない、そしてこれは鬼ごっこ、まさに戦略を競う遊びなんだよ
標的がどう動くか、「鬼」がどう攻めてくるか、状況を観察・分析し
常に敵の策を読んで利用する思考が必要となってくる、身体をフルに使ったチェスみたいなものだ」
エマ「鬼ごっこが?」
レイ「少なくともこいつがやってんのはそういう遊び」
ノーマン「それが鬼ごっこの面白さでしょ?」
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甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 好きです!更新頑張ってください! (2021年2月11日 23時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - 面白いです。気になりすぎて勉強が… 新しいの楽しみにしています。 ちなみにハツコメです。 (2020年5月24日 16時) (レス) id: c7abf1e99d (このIDを非表示/違反報告)
藍姫*たぴおか@夜行性(プロフ) - 作者さんと名前同じだー! (2020年5月19日 21時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 面白かったです!更新待ってますね! (2019年8月8日 4時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時:2019年3月3日 17時