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奏でよう42 ページ44

〜貴方side〜

運命の決勝進出をかけた『Trickstar』と『Ra*bits』の対決

『DDD』のなかで平和な雰囲気で終わった

勝者はそれなりの差をつけた『Trickstar』だ

そして今は『fine』と『UNDEAD』の対戦が行われていた

さっきの私との対決で体力が完全に失われた『皇帝』は

やはり、体調が悪そうに見える

かなりの激戦を繰り広げていた

そして、パフォーマンスが終わった瞬間、気が抜けたのか

『皇帝』はふらふらとしていた


桃李「わっとと、会長?だいじょうぶ〜?
顔色すっごく悪いよ、どうしよう弓弦!会長が死んじゃう〜!」


弓弦「落ち着いてください、坊っちゃま
舞台上です、アクシデントと見られるのはまずい、わたくしが支えましょう
せめて投票が終わるまで堂々となさってください、会長さま」


英智「すまないね、さすがに、意識が朦朧としてきたよ」


零「くっくっく♪ふらついて、病弱アピールしてお涙ちょうだいで投票を得ようてか
こすっからい真似をするのう、『皇帝』陛下ともあろうものが?」


英智「・・・・よく言うね、実際、たいしたものだよ
『三奇人』朔間零、決して侮っていたわけではないけれど
ここまで追いつめられたのは彼女の次で2人目だよ、君のようなのを老獪と呼ぶのだろうね?」


零「なぁに、ちょっとした意趣返しじゃ、苦しめ苦しめ
悲鳴も憎悪も我ら『UNDEAD』の糧となる・・・・・♪
とはいえ、ここが限界か、おぬしらを倒しきるには、まだ足りぬ
まぁ緒戦、準々決勝につづいて延長戦までもつれこんだからのう
体力的には限界をとうに過ぎていよう?」

まさに、夜闇の魔物だった

零先輩、『皇帝』よりタチが悪い


零「これが『B1』で恥をかかされた、いいやこれまで圧政に屈してきた我らからの
そして、壊されたAによる復讐という名の返礼じゃ
因果応報じゃよ、ちっとは懲りたかの?」


英智「いいや、僕はまちがっていない、今でもそう思うよ
かつて無秩序だった夢ノ咲学院を変革するには、圧倒的な統治者が必要だった
全てを統一し、君臨する『皇帝』が、勝利しつづけるのが『皇帝』の義務だ
僕はそれを果たしつづけてきた、そのことを後悔はしない、たとえ最終的に断頭台にかけられようとも」

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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika  
作成日時:2018年9月1日 21時

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