奏でよう40 ページ42
渉「私を見習いなさい!尊敬しなさい、私はいつでも充電率100%です・・・・・・☆」
北斗「・・・・・えっと、あんたはむしろ、もっと元気をなくすべきだと思いますが?」
渉「ふっふっふふふ♪荒れてますねぇ、言動がいつもより刺々しいですよ?
棘があるのは薔薇だけで結構!さぁどうぞっ
薔薇がほしいなら好きなだけプレゼントしましょう☆」
日々樹渉は両手を広げ、虚空から大量の薔薇の花びらを出した
北斗「薔薇なんかいりません、っていうか、どっから出したんですか
相変わらず、手品がお上手ですね?」
渉「ノン、ノン!手品ではなく愛の魔法です!
手渡した薔薇を、よくご覧なさい?」
北斗「おわっ、薔薇が・・・・・何だこれ、『封筒』に変わった?
なんですか、これ?ていうか、余計なことをせずに普通に手渡ししてくれませんか?」
渉「馬鹿な!『普通』ではつまらないではありませんかっ?
退屈は猫をも殺します!芸を凝らしましょう、無駄な演出をしましょう
世界を愛で埋め尽くしましょう・・・・☆それが私の流儀です!
いいえ、それが日々樹渉という男なのです・・・・・☆」
言動の全てが、謎の日々樹渉
渉「ちなみにその封筒は、私が北斗くんへの愛をしたためたラブレター・・・・
おぉっと、冗談が通じませんね!?ビリビリって破かないでください後悔しますよ!」
北斗「何なんですかもう・・・・・たしかに『手紙』っぽいですが、いったい誰からの?」
渉「ふふっふ♪それは見てのお楽しみです!楽しみはおおいほうがいい!
そうは思いませんか北斗くん?私はそう思います!いつだって!」
北斗「いちいち、無駄に長い言い回しをしないでください
鬱陶しい・・・・・どれ、どれ?
ぐぅ、無駄にしっかり密封してある、あんた、これをどこで受け取った?」
渉「ナンセ〜ンス!聞けば答えてもらえると思ったら大間違いです!
考えなさい!推理しなさい、脳細胞をスパークさせるのです!
我々は全能の神から知恵の果実を奪い取った
罪と堕落に満ちあふれたアダムとイブの末裔なのですから・・・・・☆」
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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時:2018年9月1日 21時