奏でよう19 ページ21
なずな「乞うご期待っ!果たして勝利の栄光を掴んだのは
どの『ユニット』なのか〜っ!?」
敬人「仁兎、念の為確認しておく
何やら貴様はちょこまか動いていたようだが得票の操作などはしていないだろうな?」
なずな「失敬なっ!そんな暇なかったしっ、映像の編集とか配信とかで
今の今まで大忙しだったんだぞ〜?
おれは先日の『S2』の怨みもあるからアンチ生徒会だけど
仕事はきちんとやる!公正な投票結果を発表するっ、ちっちゃいからって馬鹿にすんなよ!」
敬人「べつに『ちっちゃい』から、侮ってるわけではないのだが・・・・
むしろ今回の件で貴様に対しての評価を改めたぞ
してやられた今更悔やんでも遅いが、足下をすくわれたようだな
貴様らを侮っていた、これは俺の落ち度だ
窮鼠猫を嚙むというが、どうも兎も嚙むらしい
『Ra*bits』か・・・先日のドリフェスで二度と刃向かう気概をなくすほどに全力で叩き潰すべきだった」
元からなずちゃんは凄い
敬人先輩、なずちゃんを侮りすぎだ
昔は人形だったかもしれない
だけど、今は、感情を持った立派な人間だ
敬人「まぁいい、ライブでは最善を尽くした
結果は粛々と受けいれる」
零「潔いのうもっと見苦しく足掻いてもよいのじゃぞ?
悠然としていられるのも、今のうちだけじゃ、せめて王者として最期まで
誇り高く、という態度はご立派じゃがのう?玉座から引きずり下ろされるまで
あとほんの束の間・・・・せいぜい踏ん反りかえっておるがよいわ」
敬人「まだ、結果は決まっていない、敗北したと公式記録に残るまでは
俺たち『紅月』が現在の夢ノ咲学院における王者だ」
零「ふふん、勝てるとは思っておらんじゃろうに、おぬしらも見たろう
『Trickstar』の輝きを・・・・?あれこそ、新時代の幕開けを告げる曙光じゃ♪
光が強ければ強いほど、影の濃さを増す、その影そこ
我輩たち『UNDEAD』の領分じゃ、この立場もなかなか心地よいのう♪」
貴「あんず、もっと前出てきな」
あんず「Aちゃん・・・・!?」
零「遠慮するでない、本日の主役はおぬしらじゃ
我輩は陰ながらせめて喝采を贈ろう」
ひなた「う〜む、朔間先輩とちがって、俺たちはあんまり引き立て役って
好きじゃないんだけどな?まぁいいけどね〜特訓もライブも楽しかったし」
あんずの背中を押しながらひなたが登場した
あんずとひなたは一緒に輝きのなかにいく
ひなた「俺たちはまだ1年生、未来があるもんね
ゆうたくんと一緒に今度は俺たち『2wink』が頂点を目指すよ〜♪」
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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時:2018年9月1日 21時