やめたい37 ページ38
〜葵ゆうたside〜
授業が終わって直ぐに俺は用具を片付けた
そして、すぐにAのいる保健室に向かう
廊下は蓮巳先輩や椚先生に見つからなければ問題ない
階段を飛び降りて保健室についた
ゆうた「A!・・・・どうしたの?」
貴「この人・・・・・」
Aはベッドの横に座っていた
机の上には作業したあともある
Aの指された方を観ると
凛月先輩がいた
ゆうた「凛月先輩・・・・・?」
凛月先輩は寝てた
多分
凛月は涙を流していたから
何か悪い夢かな、と思った
貴「朔間さん・・・・昼休みから、ずっと・・・この状態・・・・・」
ゆうた「ずっと・・・・?起きないの?涙ずっと流してるの?」
貴「起きない・・・・ずっと、泣いて、謝ってくれる・・・・何で・・・・?」
ゆうた「・・・・・・」
そっか
凛月先輩は
去年の事もあって、それが今年も繰り返されてしまって
自分の責任だと酷く重く受け取ってしまったんだ
だから、Aに謝ってるんだ
涙が止まらないのは
怖かったんだ
だけど・・・・Aの方が怖かったはずだよね・・・・
ゆうた「とりあえず、レッスンあるし、起こさないとね
凛月せんぱ〜い!起きてくださ〜い!今日、練習の日ですよ〜?」
凛月「んっ・・・・煩いなぁ・・・・・ふぁ〜・・・・ゆうたくんじゃん・・・・」
ゆうた「おはようございます、凛月先輩!レッスン行きましょ?
今日は全『ユニット』合同練習ですよね?
涙を拭いて行きましょ?」
凛月「は?涙?何それ・・・・・うわっ・・・・俺、泣いてたんだ・・・・」
ゆうた「Aによると昼休みからだそうですよ?」
凛月「そう・・・・・ごめん、A・・・・」
貴「だ、大丈夫・・・です・・・・」
〜貴方side〜
朔間さんは私の頭を撫でた
この感じ・・・・
懐かしく感じた
この人の手は暖かくて優しい手
落ち着く
懐かしい
怖くない
ゆうた「さてと、行きましょー!」
凛月「A・・・・・俺がちゃんと、守ってあげるからね?」
ゆうた「あ、凛月先輩ズルいです!というか、止まってないじゃないですか!
擦っちゃ駄目ですよ?」
凛月「うるさいなぁ〜・・・・止めれないの、こんなんじゃま〜くんに心配されちゃうなぁ・・・
早く止めないといけないのに・・・・『王さま』にも言われる・・・・・」
貴「・・・・・・?」
私は涙が出続けていた朔間さんの頭を撫でた
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匿名希望 - 深夜に読んだら涙止まらなくなっちまいました神作品ありがとうございます!!!。 (9月2日 4時) (レス) id: 8c5c96fd1b (このIDを非表示/違反報告)
りこっぴ - めちゃくちゃ泣いてしまいました(≧▽≦) (2022年1月30日 22時) (レス) @page1 id: 6193ec296a (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
藍姫(プロフ) - 結さん» ありがとうございますっ………!すごい嬉しいです!好き言って言って下さりありがとうございます! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 64dda06758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時:2019年11月11日 21時