やめたい11 ページ12
ゆうた「司くんはそんなにもお礼したいの？」
司「はい」
ゆうた「・・・・じゃあ昼休み一緒に行く？」
司「良いのですか！？」
ゆうた「先輩たちに見つからなければいいでしょ？今回だけ」
司「有難うございます！ゆうたくん・・・・・一ついいですか？
何故ゆうたくんはあの方を気にかけているのですか？」
ゆうた「・・・・そんなの、もう昔だったから忘れちゃった」
俺は司くんにそう言って笑い掛けた
本当ははっきりと覚えてる
Aは忘れてるけど
小さい頃の出来事
俺はそれを忘れることは無いから
ゆうた「じゃあ俺はAを探すから、また明日」
司「はいっ！」
〜貴方side〜
逃げ出した、怖い
お兄ちゃんが怖い
頭に浮かび上がる、睨んだ顔
もう、お兄ちゃんが恐怖でしかない
ガラッ
思いっ切り私は扉を開けた
そこは保健室
陣「うおっ！？Aか、脅かすなよな〜？って無視か」
佐賀美先生があれこれ言ってるけどそんなこと、聞いてる余裕がない
私は奥のベッドの中に潜り込んだ
陣「またか・・・・・変わんねぇな・・・・お前も、月永も・・・・」
貴「違う・・・・変わってないのは、私だけ・・・・
お兄ちゃんは見つけたから・・・・でも私は・・・・！！」
陣「はいはい・・・・迎えが来るまでそこにいろよな〜？」
貴「はい」
佐賀美先生は私とお兄ちゃんを知ってた
お兄ちゃんの私に対する態度は見慣れた光景だろう
お兄ちゃんと私の知り合いは
だけど、知らない人からしたらお兄ちゃんが最低と言うかもしれない
だけど、本当に最低なのは私なんだ・・・
何も変わらない私と変わっていくお兄ちゃん
もう、居るのだけでも、辛い・・・・・
「・・・・！A・・・・A！」
貴「！！ゆ、ゆうた・・・くん」
ゆうた「おはよう、帰ろ？」
貴「な、なんで・・・・・？」
ゆうた「勝手に行かないでよ・・・・司くんから聞いて本当に心配だったんだから・・・・
『Knights』の・・・司くんの手伝いって・・・・」
貴「で、出来てなくて・・・・それで・・・・」
ゆうた「分かってるから！それより、司くんが改めてやっぱりお礼したいって！
だから、明日の昼休みに司くんと教室行くね！大丈夫！朔間先輩の弟さんには見つからないようにするから！」
貴「大したこと・・・・じゃないんだけど・・・・・」
ゆうた「そんなことないよ、Aはちゃんと頑張ってるから」
貴「ありがとう、ゆうたくん・・・」
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匿名希望 - 深夜に読んだら涙止まらなくなっちまいました神作品ありがとうございます!!!。 (9月2日 4時) (
レス) id: 8c5c96fd1b (このIDを非表示/違反報告)
りこっぴ - めちゃくちゃ泣いてしまいました(≧▽≦) (2022年1月30日 22時) (レス) @page1 id: 6193ec296a (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
藍姫(プロフ) - 結さん» ありがとうございますっ………！すごい嬉しいです！好き言って言って下さりありがとうございます！ (2021年7月22日 10時) (レス) id: 64dda06758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時：2019年11月11日 21時
