女狐【 wrwrd 】 (ページ14)

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第14話ページ14

(貴方視点)

場の雰囲気が静まり返った。トントンが何処か焦りながら口を開く

tn「ゾム、それは」

『ふふっ、貴方可哀想ね』

zm「あ"？」

『だってそんな糞みたいな女にしか出会えない人生送ってるんでしょ？それに、たった数回そんな女に会っただけで、世界中の女性がそうゆう奴って思い込んでる。貴方頭弱いのね、体鍛える前に頭鍛えたら？』

そう言うとAの首元にはゾムのナイフがあてがわれた。

zm「おい、もういっぺん言って見ろ」

『だから、貴方の脳みそに筋肉でも詰まってんじゃないのって言ってんだよ。』

場の空気がピリつく。空気の圧が凄すぎて誰も手出しが出来ない。

"一触即発" この言葉が似合うだろう。

zm「お前、殺すぞ。」
ゾムはドスが聞いた声で問いかける

『あら、怖いわぁ。だったら私も』

ｶﾁｬｯと音がして幹部達はAの手元を見て驚く

『貴方の脳天ぶち抜くわァ。貴方がナイフを引くのと私が引き金を引くのどっちが速いかしらね？』

お互いが睨み合う。

そろそろ本気で不味いのではと焦る幹部達が横目で見える。

このままではほんとに死人が出ると近くにいた大先生が止めに入ろうとすると、

gr「やめろ」

一言だった。

あれほど睨み合っていた2人の目が見開かれる。

それほどの圧だ。関係のない周りの幹部の動きすら止まる。

彼は一国の総統閣下だということが改めて思い知らされた。

『…そんなに怖い声かけなくったって良いじゃない、貴方が好きなただのお遊びでしょ？』

そう言いながら、Aは拳銃を懐にしまった。

『さっきは侮辱してごめんなさいね、少し熱くなっちゃって。ほら、貴方もナイフを収めなさい、これ以上グルッペンを怒らせない方が私達の為よ。』

ゾムはその言葉を聞くとナイフをしまった。

無言で席に戻りドカッと椅子に座った。