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また勝手に考えて、勝手に傷ついてしまった。
「杉山さん、さとみくんのこと好きなんだよね？」
「へ！？」
ヘコんでいるところにまさかの直球。
驚いて顔をあげる。
なんでそのこと･･･って、絶対莉犬くんが余計なこと言ったんだ･･･
よけいにゲッソリする私をスルーして七森先輩は続ける。
「今日のことがあっても、まだ本気でさとみくんのことが好きならさ、上手く利用しちゃえばいいじゃん」
「え･･･」
利用？
「ぶっちゃけ荒治療だけどさ、さとみくんがあのことを克服するためには、新しい人に上書きしてもらうのが手っ取り早いと思うんだよね」
七森先輩の言葉に口を噤んだ。
確かに荒治療すぎる。
無理矢理誰かを好きになろうとして、疲れてしまうかもしれない。
それに、次に進みたいと思うかは先輩次第だ。
「今までもさとみくんを好きになった子や告白する子はいたんだけどね、さとみくんはどの子もピンとこなかったみたい。それよか、肉食系女子に迫られてパニック起こしたこともある。さとみくんはああ見えて、警戒心の強い臆病者だよ」
本人がいないのを良いことに、ストレートに言うな･･･
ていうか、やっぱり先輩モテモテなんだ。
分かってたけど、モヤモヤする。
「ていうか、杉山さんもけっこうウジウジしてる」
「なっ･･･」
本人がいないからストレートに何でも喋ってるのかと思ったけど、この人違う。
何でもかんでもハッキリ言うタイプだ･･･
しかも、突いてくる点は的確。
先輩たちが頼る理由がまた一つ分かった。
上辺だけで取り繕った言葉を言う人より、いつも正直に離してくれる人のほうが、こっちだって気を使わなくていいと思える。
「ウジウジしてる同士お似合いだよ。あ、悪口じゃないよ？似た者同士だから、気持ちが分かり合えるってことね。それに、あんなにさとみくんが心許してるんだから、文句ないでしょ」
「俺も祢寧のこと応援してる」
二人して適当なこと言っちゃって･･･
他人事だと思ってる？
でも、先輩のことを特に心配して、面倒見てきた二人だし･･･
二人のことを信じて、頑張ってみても良いのかな･･･
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まるたちばな(プロフ) - Satoshihoさん» ありがとうございます(*^^*)最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！ (2021年8月16日 12時) (
レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
Satoshiho(プロフ) - 全部読ませていただきました！最高すぎますぅぅぅ！主様のペースでいいので続き楽しみにしてます！ (2021年8月16日 10時) (レス) id: d5580e8815 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - るかさん» ありがとうございます！ラストまでどうぞよろしくお願いします(*^^*) (2021年8月4日 13時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - あおいぬさん» コメントありがとうございます(*‘ω‘ *)更新がんばります (2021年8月4日 13時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - ルユリ@夜好性ですさん» ありがとうございます！続きをお待ちいただければ幸いです(^^)よろしくおねがいします (2021年8月4日 13時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるたちばな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/marutatiba1/
作成日時：2021年7月14日 19時
