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「さぁ、続いての問題ですが、女子陣の方は一度ステージからはけていただきます」
MCの言葉に首を傾げる。
彼氏だけが答えるってこと・・・?
分からないが、取り敢えずは促されるまま舞台袖に下がった。
すると丁度問題が読み上げられる。
「男子の皆さま問題です!彼女のスリーサイズはいくつでしょう!」
「えっ・・・」
私は思わず舞台袖で声を漏らした。
す、す、スリーサイズ?そんなのアンケートにはなかった。
あったら絶対忘れられないはずだから。
私と同じように女子の皆は少し戸惑ったような様子だ。
すると女の先生がやってきて説明してくれた。
「一人ずつパーテーションの中に入ってはからせてね。もちろんサイズは公表しないから、先生とあなた達の秘密よ」
そう言って笑うと一人目の子を手招いた。
スリーサイズをはかられるってだけで恥ずかしいが、さとみの回答も不安だ。
ここまで一問ミスとはいえ、流石に私でも詳しく知らないスリーサイズをさとみが知るわけがない。
私達はそういうことをしたこともないんだから尚更だ。
「矢島さん」
先生に呼ばれて恐る恐る中に入る。下着姿に少し肌寒さと羞恥を感じつつ、はかり終えて服を着直すとすぐにステージに戻った。
「女子の皆さまの測定が終わったようですね。スリーサイズはもちろん公表致しません。男子陣もボードはひっくり返さないでくださいね。それでは、答え合わせお願いします!」
そう言うと先程スリーサイズをはかってくれた先生がステージに出てきた。
男子たちのボードを覗き込んで記録と確認して正解か不正解か告げていく。
「続いて百瀬くんです!先程不正解でしたが、こちらの問題はどうでしょうか?」
先生にボードを見せるさとみ。
緊張するな・・・
正解してほしいような、してほしくないような・・・
もし不正解で実際より大きく見積もられてたらどうしよ・・・
よけいなことを考えていると確認を終えた先生がマイクを握った。
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まるたちばな(プロフ) - アカリさん» バレバレですね笑 (2021年6月10日 1時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - ふさん» 頭はいいので、わざと外してます笑 (2021年6月10日 1時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - あ、さとみくん絶対狙ってやってるな…? (2021年6月9日 16時) (レス) id: a59834cb62 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - さとみくん逆に低いとこいくなんてすげぇww (2021年6月8日 23時) (レス) id: 31f90d92ba (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - さのさん» チリソースと悩みました笑 (2021年6月7日 0時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるたちばな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/marutatiba1/
作成日時:2021年5月29日 7時