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「また1年がすぎた！」
その一声で広間は静まる。
「一同、ご馳走にかぶりつく前に、老いぼれの戯言をお聞き願おう。何という1年だったろう。君たちの頭も以前に比べて少し何かが詰まっていればいいのじゃが…。新学年を迎える前に君たちの頭がきれいさっぱり空っぽになる夏休みがやってくる。」
「それではここで寮対抗杯の表彰を行うことになっとる。点数は次の通りじゃ。」
そして、ダンブルドアが順位と点数を言っていく。
1位は、もちろんスリザリンだった。
スリザリンの寮からは、嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音が上がった。
ハリーの目にはマルフォイがゴブレットでテーブルを叩いているのが見えた。
「よし、よし、スリザリン。よくやった。しかひ、つい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまいて」
その一言で、スリザリン生の笑いが少し消えた。
「駆け込みの点数をいくつか与えよう。えーと、そうそう。まず最初はロナウド・ウィーズリー君」
ロンの顔が真っ赤に染め上がる。
そんなロンをAは嬉しそうに見つめ笑う。
「この何年間か、ホグワーツで見ることが出来なかったような、最高のチェス・ゲームを見せてくれたことを称え、グリフィンドールに40点を与える」
グリフィンドールテーブルは一気に盛り上がった。
パーシーに至ってはほかの監督生に弟のことを自慢している。
「次に、ハーマイオニー・グレンジャー嬢に、火に囲まれながら、冷静な論理を用いて対処したことを称え、グリフィンドールに40点を与える」
ハーマイオニーは嬉しさのあまり、Aに抱きついた。そんなハーマイオニーを嬉しそうに見つめて優しく頭を撫でるA。
「3番目は、ハリーポッター君」
その瞬間、一気に広間中が水を打ったように静かになった。
「その完璧な精神力と、並外れた勇気を称え、グリフィンドールに50点を与える。」
耳をつんざく大騒音がグリフィンドールから湧き上がった。
一気に2位に躍り出たからだ。
「そして、A・シャックルボルト君」
Aの瞳が大きく揺らめいた。
「友を思いやる気持ち、自身の知識を最大限に用いて仲間を救った。君自身の大きな成長へと繋がったことを称えグリフィンドール30点を与えよう」
ちぎれんばかりの声が広間に響く。
シャックルボルト！！とAを称えるコールが始まった。
Aは少し恥ずかしそうに頭をかいていた。
「勇気には色々ある。」
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ダリア(プロフ) - ここまで面白い作品久々に見ました😭続きがめためた楽しみです (2023年2月25日 21時) (
レス) id: d38c2ff012 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - クレィルってなってました。 突然すみません (2023年2月23日 22時) (レス) @page16 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年2月6日 12時
