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女の子も混じって少し緊張交じりなロンはゆっくりと呪文を唱える。
そして、ボンッ！という音と共に何も起こらない。
｢あら、失敗見たいね｣
上からな態度が少し気に触るが、まだ初対面の人に対してそんな感情を抱いてはいけないとAは自分を宥める。
ロンはロンなりに頑張ったのだから。それを実行して失敗してしまっても何も悪いことは無い。これから僕らは魔法を学びに行くんだと。Aは思う。
そんな感情を露知らず自己紹介を始める女の子
｢あたしは、ハーマイオニー・グレンジャー。あなたは、｣
そう言ってハリーを視界に入れれば
｢レパーロ！｣
そう言ってハリーのメガネを治す。そうしたら彼女は彼がかの有名なハリーポッターだと気がつく
｢あなたハリーポッターね！｣
大概の人はこう反応するんだなとAは学んだ。
｢それとあなたは、｣
ロンとハリーの反対側にいたAをハーマイオニーは視界に入れる。
スカイブルーの瞳が、ハーマイオニーの瞳を射抜く。その途端、顔を真っ赤に染め上げてハーマイオニーは固まってしまった。
『えっと、僕何かした？』
彼はちっとも悪気がない。
｢君って悪い男だね｣
少し嬉しそうにロンは言う。Aとしては全くその気もないのだが
困ったようにロンに笑いかける。
少ししてハーマイオニーが気を取り戻したのか咳払いをしてコンパートメントから出ていった。
｢君の容姿に少し憧れるけど、大変なんだね｣
『憧れるのかい？この見た目に』
｢そりゃそうだろ。誰が見てもどこを撮っても作り物みたいだ｣
『作り物ってなんか嬉しくないな』
ロンの褒め言葉をなかなか褒め言葉として受け取れないA
同い年の少年たちはすぐに打ち解けあった。
くだらない話が主だが家族の話もした。
｢Aは、純血主義なの？｣
Aの家族の話の番になった時、ロンが質問した。
｢純血主義？｣
ハリーはその言葉の意味をわかっていない。
『そうみえるのかい？』
｢いや、そういう訳じゃなくて｣
ロンの表情が曇り始める。
『ごめん、意地悪しちゃった』
その顔を見てAはニヤリと笑う
『僕は純血主義は掲げてないよ。』
『純血主義はもう散々だ』
その言葉を呟く顔は、冷めきっていた。
純血主義に対してどれほど嫌な記憶があるのかロンは聞きたくなったが、これは聞いてはいけないと頭の中でサインがでてきた。
それくらい、Aの表情は冷たかった
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
