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Aがずっと女性女性と呼び続けていた先生の名前はマクゴナガル先生だと知った。
みんなには遅すぎると言われたが、生憎人の名前を覚えるのは苦手なんだと弁解をした。
マクゴナガル先生の授業は変身術だった。Aとしてもこの授業は上位で楽しみなものだった。
3人が教室に入ってくる否や注目を集める。
そして、Aの目線の先にハーマイオニーが小さく手を振って隣の席を指さす。
空けてくれたのか。素直にありがたい気持ちになる。
『ハリー、ロン。僕達は3人だから君らは2人空いてる席に座って。僕は隣を取ってくれてたみたいだから』
そう言って、Aが進んだ先はあのハーマイオニー・グレンジャーの隣だった。
ハリーは別に嫌な気はしなかったがロンは少しばかりは鼻にさわった。
ロンはハーマイオニーに汽車での出来事以来あまりいい感情を抱いていなかったからだ。
『ありがとう。ハーマイオニー。』
「いいえ。貴方たち3人組だからひとり溢れてしまうでしょ?だからよ。」
ハーマイオニーの言葉は素直じゃなかった。だけど、その表情で思っていることはわかりやすく、わざわざ自分のためにとってくれたのだとAは内心でとても喜んだ。
マクゴナガル先生の授業は、初っ端から変身術とはなにかというものを学ばせる授業だった。
みんな早くやりたくてうずうずしていたが、手を動かすのは杖を振るためではなく文字を書くためだった。
そうしていればやっと、一人一つマッチ棒が配られた。
「このマッチ棒を針に変えてください。」
教えられた呪文と共に生徒たちはワクワクしながらそれに取り組む。
ハーマイオニーは、学んだもの全てを注いでマッチ棒を僅かに針へと変身させた。
Aはそれをすごいと褒めちぎった。
しかし、ハーマイオニーは知っていた。Aがマッチ棒を完璧な針に変えた後また元のマッチ棒に戻していたことを
Aが褒めちぎった声を聞いたマクゴナガル先生がすぐさまハーマイオニーの元へやってきてハーマイオニーの変身させた針を生徒たち全員にみせた。
他の生徒たちは、何も変わらなかったみたいで授業が終わった。その時、
「ミスター.シャックルボルト。残ってください。話があります。」
マクゴナガル先生に呼ばれたことをAは不思議に思った。
ハーマイオニーは心配そうにAを見つめていたが、次の授業に遅れてしまうからとAがハーマイオニーを先に行かせた。
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!!!!落ちとかって決まったりしてますか? (2023年1月31日 0時) (レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります! (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです!まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです!どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです!頑張ってください、応援してます! (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです!最後まで応援しています!! (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまびこ | 作成日時:2023年1月27日 1時