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組み分けの儀式が終わり、目の前に豪華な食事が並ぶ。
｢A、もっと食べなよ｣
そう言いながら隣に座るロンはずっと手と口を動かしている。
『ロン、頬張りすぎだ。君はリスにでもなるのかな？』
その姿を見てAは可愛いと思いクスッと笑う。そしたら、髪色と同じようにロンは赤く頬を染める。
｢なるわけないじゃないか！僕は人間だ｣
『僕が今からしてあげてもいいけど？』
そう言ってAはローブから杖を取り出そうとする。その途端、先程とは打って変わって顔を真っ青にするロン。本当に彼は面白い。弄りがいがあるなとAは思った。
目の前のハリーは何やら先生の誰かが気になるようで隣にいるロンの兄であるパーシーに質問をしていた。
｢ねぇ、A｣
ハリーの隣に座っていたハーマイオニーがAに話しかける。
『どうしたんだい？』
｢同じ寮になれたわね｣
ハーマイオニーはずっとその言葉が言いたくてうずうずしていたのだった。ハーマイオニー自身、自分がなぜその気持ちになるのかは分かっていなかったが、とにかく彼女の中でAは特別だった。
『あぁ、とっても嬉しいよ』
これはAの本心だった。最初はあまりよく思っていなかったが、しっかりと相手の芯を見つめれば素敵なところが見えてくる。
少しばかりハーマイオニーと話していれば、ロンの悲鳴が聞こえる。
ロンの前に現れたのはゴーストだった。ほとんど首なしニック。本名はサー・ニコラスらしい。
そして、ハーマイオニーは純粋にほとんど首なしというところに疑問を持ったのか尋ねてしまえば食事中には宜しくないものを見てしまう。
『面白いね、』
不意にその言葉呟けば驚いた顔で見られる。
『なにか、まずいこと言った？』
｢A、よくあれを笑って見れるよね食事中に｣
ロンは顔面蒼白で言ってくる。
『だって、単純すぎるなって思って。』
｢何が？｣
『名前がだよ。』
ほとんど首なしニックと名付けた人は天才だとAは思った。
｢やっぱり君って変わってるね｣
『ありがとう』
食事が終わり寮の場所へと案内される。
たくさんの肖像画が喋っていることにAを含めた全員が驚いていた。
そんな中、一人、いや何人かの肖像画が次々と言葉を言い始めた。
《あの子は、》
《あの髪の色は》
《いや、でも男の子みたいだ》
《しかも、グリフィンドールですって》
《スリザリンでは無いのだな。》
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
