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【カプート・ドラコニス】
その合言葉で部屋は開かれた。
素直に素敵な談話室だとハリーは心が踊った。あんな家とは大違いだと。
そして、各部屋に案内されればAとロンと一緒だという。
それが何よりも嬉しかった。今日が訪れたことがハリーにとってとても大切な宝物となった。
各自ベッドに付けば眠りにつくのはあっという間だった。
瞳を閉じればもうそこは夢の中へと。
ｰｰｰｰｰｰ
少女は、孤児院の生活に慣れ始めていた。
友達を作ろうとは思っていなかったが、自然とできるようになっていた。
『今日は、何をする？』
｢そうね、おままごとをしましょ！｣
本当の家族はいなくなってしまったけれど、新しい家族ができた。
ただ、1人を除いて。
｢あの子に近づいちゃ危ないのよ。あの子、他の子と全然違うんだもの｣
その視線の先には、初めてここへ来た時に目が合った少年
少女自身、あまり関わらない方がいいのだと思い避けていた。
けど、少年は違ったらしい。
少女が1人でいれば、その隣に気がつけば座っているのだ。
少女は少し恐怖心を抱いていた。
そんな時、初めて少年が少女に話しかけたのだった。
｢綺麗な髪だね｣
そう言われても心が弾まなかったのは彼の瞳が生きていなかったから。
『本当に思っていなさそうだけれど』
あまりいい印象を抱いていなかったため少女は冷たく接してしまう。
｢本心だよ。｣
その言葉が本当だとやっぱり少女は信じられなかった。あまり少年と話していたくなくて少女は足早に部屋に戻ろうとした。
その時、左腕にひんやりとした触感。
｢君は、ここにいるヤツらと戯れて楽しいのかい？｣
少年の言葉が少女には理解出来なかった。
『楽しいか楽しくないかは私が決めるものよ』
｢君は、他とは違う。その容姿と｣
『その容姿と？』
｢君は、自分に不思議な力があると思ったことは無いのかい？｣
『ないわよ。それより腕を話してちょうだい。』
｢嫌だ。離したら君は部屋に戻るのだろ？｣
『当たり前じゃない』
｢そんなに僕といたくないのかい？｣
『ええ。』
少女の言葉に少し傷ついた表情を見せる。
それに少女も気がついたのか、言ってはいけないことを言ってしまったと反省する。
『ごめんなさい。私すごく失礼なことをしたわ。』
『私、貴方のことよく知らないから』
｢急に話しかけてしまって僕も悪かった。僕は、君と仲良くなりたいんだ｣
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
