7話【堕天使】 ページ9
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「シロさんはー、きっとシロクロ頭はパー」
適当に歌を口遊みながら歩く。手掛かりがない。夜だし人気も無い。私はこのままどうすれば良いのだか。
所持金は今数えた所十八円。これで何が出来るというのだ。
因みにこの十八円は、お金に憧れた私がまた子ちゃんから頂いた貴重なお金である。
ぐうぅ、とお腹が鳴った。お腹を擦り食べ物を探す。こんな時、鬼兵隊にいたら温かいご飯が食べられていたのかなぁ･･･なんて。
ブンブンと頭を横に振ってそんな考えを吹き飛ばす。今はそんなことを考えている場合ではない。シロさんを探さねば。
「ったくよー･･･あそこでやめときゃ今頃若ェ姉ちゃんとレッツパーリーしてたってーのに･･･」
そんな酔っ払いが、とある居酒屋から出て来た。こんな大人にはなりたくない。人生のお手本にならない人ナンバーワンだろう。
どんな顔をしているのかとその顔を覗いてみれば、白髪。天然パーマ。死んだ目。私が探していた人にそっくりだった。
「･･･い、いやいやいやいやないないないない」
だって私が探しているのはかつて地球で行われた戦争の英雄だ。こんなクソみたいな酔っ払いではない筈。
でももしかしたら･･･、もしかしたらそうなのかもしれない。私を助けてくれるシロさんなのかもしれない。
そんな期待を胸に男の背中を追えば、男が上がって行った階段の先にあったのは『万事屋銀ちゃん』という看板だった。
「万事屋･･･何でも屋･･･っあァアアア！」
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総悟13(低浮上)(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» コメントありがとうございます！読み返していただけるなんて嬉しいです！ありがとうございます(笑) (2017年8月22日 19時) (
レス) id: 56f522caa1 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» ありがとうございます！！完結した作品を何度も読み返してくれるのは、作者側としては本当に嬉しいです！！ (2017年8月18日 15時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
◆戦場の椿姫◆ - わぁぉ…凄くいい作品だネ♪ヤバイ…全部読み終わってもまた何回も読み返しちゃってる… (2017年8月18日 11時) (レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！高杉カッコいいですよねー！こちらこそありがとうございます(笑) (2017年1月6日 19時) (レス) id: 467c9905a7 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - りんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！！！頑張って書いた甲斐があります！ (2017年1月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：殺し屋総悟13 x他2人 | 作者ホームページ：総悟13のホームページ？
作成日時：2016年12月12日 21時
