34話【総悟13】 ページ36
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「フッフッフ...」
今私は神威の艦の中。
荷物などが入っている段ボールの横にいる。
ここならばバレないだろうと考え、私はまた地球に行く決心をしたのだ。
...今度は晋助の友達の長髪さんに助けてもらおうかなぁ、なんて。
「早く発進しないかなぁ...」
「テメェも懲りねェなァ、A。」
「いッ!?」
後ろから聞こえた声に振り向けば、そこには見慣れた顔...晋助が。
向けられた鋭い視線にびくびくしていれば、晋助は呆れたように溜め息を吐き、しゃがみこんだ。
もう連れ戻されるのか...と思って残念に思う。
...思ったのだが。
「...仕方ねェ。俺も行く。」
「え」
「特に取引も仕事もねェからなァ。数日くれェなら平気だろ。」
なんと、晋助も行くと言うのだ。
その優しさに感動していれば「ただし」と
「バカ侍の所にゃ行かねェぞ」
「バカ侍...あ、坂田さんね。」
バカ侍で思い付いてしまう辺り、坂田さんは可哀想な人である。
ありがとう晋助、と抱きつけば「暑苦しい、離れろ」と。
満更でもないクセに、とニヤニヤしていればパシンと叩かれて。
「痛い!痛いよ晋助!」
「ニヤニヤしてんじゃねェ。うぜぇ。」
「失礼な!ふんわりとした笑顔じゃボケェ!」
「どこがだよ」
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総悟13(低浮上)(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» コメントありがとうございます!読み返していただけるなんて嬉しいです!ありがとうございます(笑) (2017年8月22日 19時) (レス) id: 56f522caa1 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» ありがとうございます!!完結した作品を何度も読み返してくれるのは、作者側としては本当に嬉しいです!! (2017年8月18日 15時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
◆戦場の椿姫◆ - わぁぉ…凄くいい作品だネ♪ヤバイ…全部読み終わってもまた何回も読み返しちゃってる… (2017年8月18日 11時) (レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!高杉カッコいいですよねー!こちらこそありがとうございます(笑) (2017年1月6日 19時) (レス) id: 467c9905a7 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - りんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!!!頑張って書いた甲斐があります! (2017年1月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺し屋総悟13 x他2人 | 作者ホームページ:総悟13のホームページ?
作成日時:2016年12月12日 21時