【銀魂】総督さんと脱走少女【高杉晋助】

18話【総悟13】 ページ20

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とりあえず埒があかないという理由でお互い睨み合いながらも別れる。
後ろから感じる鋭い疑いの視線は、きっとマヨ･ネーズさんのものだろう。

やはりいきなり来て「居候です」的な事を言えば疑われる、か。


「そう言えば...シロさんはいつも何を食べるんですか？」


「俺？んー...宇治銀時丼とか？」


「なんですかそれ」


聞けばそれはご飯に小豆をこんもり乗っけたご飯なんだとか。
マヨさんと頭の悪さは大差ないんじゃないか、と考えていれば「お前は？」とか聞かれる。


「え、私ですか？んー...お寿司とか...お肉とか...あとヤクルコは毎日出ましたね｡」


「は!?鬼兵隊シースー出んの!?肉も!?てかヤクルコは高杉の好きなモンだろーが！」


「私も好きですよ、ヤクルコ｡」


「俺も好きだけどね!!」


「マジかよシースー出んのかよ」とかなんとかブツブツ言ってるシロさん。
神楽ちゃんと新八くんは驚いているよう。

あまり食べ物の事を考えなかったが、そうか、万事屋は万年貧乏だったっけ。


「なんなら鬼兵隊来ます？」


「寿司だけ寄越せ」


「お断りします」


なんとも最低な事に寿司だけ要求しやがったこの人。
シロさん.....いや坂田さんは金と飯と酒には目がなさそうだと思ったが、ここまでとは。


「大人失格ですよね、坂田さん｡」


「いきなり坂田さん呼びかよ。...まだガキのテメーにゃ言われたくねーよ｡」


「ガキだからこそ言われちゃダメなんじゃ？」


「.........」

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