【銀魂3z】押してダメでも押してみる【神威】

5話【総悟13】 ページ7

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「へぇ、好都合じゃん」

「はいぃ！？」



星海坊主先生から銀魂高校文化祭には行くな、と言われてしまい。
それを神威さんに伝えれば、パンをモグモグしながらにっこり笑ってそう言った。
いやいやいやいや、好都合って！好都合って！！



「文化祭って彼女と廻ろうとか考えません！？何で好都合なんですか！」

「俺は好都合だよ。その間ハゲの監視はお前に行くわけだし、煩いお前はついてこないし」

「寂しいくせに！」

「誰が？殺しちゃうよ」



神威さんほど笑顔の似合う夜兎は居ないと思う。
ニッコリニコニコ神威さん。
喧嘩するときも私に愛を伝えるときも笑顔。
その笑顔のちょっとの差も、幼馴染みの私であれば容易に分かる。



「全くもー、本気じゃないからなぁ！」

「は？」

「照れなくて良いんですよ神威さん！誰しも素直になれない時くらいあります！！」

「覚悟は良いかな？」

「あっ本気の笑顔だすいません」



ペコペコと頭を下げれば神威さんは満足そうに笑う。
「いつもは使えないお前が訳に立つチャンスだから。うん」と。
まぁ少しでも神威さんの役に立っているならそれでいい。それでいいのだけど...

そもそも文化祭に行きたい。
久々に神威さんの妹にも会いたいし、ご飯食べたいし。
それに面白いセンセーが居るって聞いた。
外見は見るからにダメそうなのに、神威さんと変わらないほどの強さを持っているとかなんとか。



(夜兎の血が疼く.....フッフッフ)



とりあえず何とか抜け出して、そのセンセーと喧嘩でもしたいなぁと。
そう考え内心ほくそ笑むのだった。

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