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「まあ、ともかく」
図星だったようだ。咳払いをして山本シナ先生は私の顔に触れる。正確に言えば、顔の上半分を隠す狐のお面に。
「しばらくは顔を隠しててもいいから、ちゃんと話せるようになさい。きっといい経験になるわ」
少し声音が柔らかかった。顔を見られるのが恥ずかしいと言うよりかは、ちゃんと顔を見て話せる自信がない。男の先生でもいざ目を見つめると体が固まってしまうのだ。無いよりはとこれをくれた同室も、許可をくれたシナ先生も、何だかんだで大好きだ。
『…………頑張ります』
決心した瞬間、戸がガラリと開いた。教科担当の瀬戸先生だ。朝礼で私についての話をし終えたらしい。
「A、入れ。自己紹介をしてくれ」
『はい！』
ぴっと姿勢を正す。ここからは恐れを隠して、くのたまらしく堂々と……………………
ザワザワとする教室に足を踏み入れる。激しく打つ心臓が煩いが、忍たま達の囁き声は聞こえて来る。
「本当にくのたまだ」
「お面つけてる」
「誰だ？」
落ち着いて、A。一メートル先の床を見つめて動悸を宥める。スタートダッシュが肝心だ。
「先ほども言ったように、今日からくノ一教室のAAが共に学ぶことになった。今から自己紹介をしてもらう」
瀬戸先生の言葉に、意を決して視線を上げる。そして卒倒しそうになった。
興味津々な目。眠そうな目。面白がるような目。励ますような目。そして、みんな男の子だ。
わぁ、知らない顔がいぃっぱい。そして、お面を付けておいて良かった。お面フィルターがなかったら危なかっただろう。
『AAです』
ゆっくりと、自分を落ち着かせるように話す。
『くノ一教室の四年生です。勉強の都合上、急遽こちらに来ることになりました。仲良くしていただけると嬉しいです』
「どうしてお面をつけてるの？」
よほど気になっていたのだろうか、すぐに一人が聞いてくる。そうだよね、気になるよね。
『人にお見せできる顔でもないのでぇ…………』
小声で呟くように言うと、後ろにいたシナ先生が肩に手を置いた。
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Ｍさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(･∀･`o)ﾌｷﾌｷ読んでくださってありがとうございます！ (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者Ｍ - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます！誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです！ (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まみむー | 作成日時：2021年3月16日 12時
