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委員長達の反応の段 ページ13

その少し後、学園長の部屋では。

「くのたまを委員会に参加させる!?」

「そのとおり」

各委員会の委員長も知らせを受けた所であった。

「しかし、どうしてそのくのたまは忍たまの授業を受けることに?」

立花仙蔵は表情を変えずに言う。

「それは私が説明しましょう」

老人姿の山本シナは学園長の横にちょこんと座った。

「くノ一教室四年生のAAは補習として忍たまの校舎にいます。その間は彼女を忍たまとして扱うことになっているので、委員会にも参加してもらうことになりました」

 ここにいる八人の生徒の殆どが頭に「?」を浮かべていた。何せ、AAなんて名前も顔も知らないのだから。

「男が苦手ということですか? 委員会活動が一緒に出来るとは思いませんが」

食満留三郎は眉を顰めた。

「そうですよ。確かに人数は足りていませんが、会話も出来ないようでは話になりません」

潮江文次郎は半ば呆れ顔だ。しかし小さなお婆さんは微笑んだ。

「そこはもう四年生。下手な足手纏いにはならないでしょう。どの委員会でも上手くやっていくはずじゃよ」

その謎の自信に忍たま達は何も言い返さない。「面白い」と誰かが呟いた。

 

見学の趣旨を伝えられて解散すると、六年生は何となく額を寄せ合った。

「シナ先生はああおっしゃっていたが、聞いたことがないぞ、AAなんて」
「僕も。医務室でも見たことがないなぁ」

文次郎の言葉に善法寺伊作も頷く。

「…………もそ」

「お! 長次は知っているらしいぞ」

七松小平太が言うと、皆の視線が一点に集中する。

「本当か! それで、どんな奴なんだ?」

うずうずしたように留三郎は聞く。

「よく、図書室で、いろいろな本を、借りていく。真面目な子だ」

中在家長次の言葉に仙蔵はふっと笑う。

「補習を受けているとは思えん話だな。まあ、女子なら作法に入るのがいいだろう。体力も使わないし、首化粧なら出来るだろうから」

「くのたまは救護班もやっている筈だし、保健委員会に来てくれるといいんだけど」

「もそ…………」

 伊作と長次も期待している。一方体育会系の三人は顔を見合わせた。一人は一〇キロ算盤、一人は常に勝負、一人はいけどんマラソンだ。

 小平太はニカっと笑う。

「私は女でも気にしない! 一緒にいけどんマラソンをするつもりだ!」

「「「それはダメだ!」」」

 さすがに全員で止めたとか。

▽→←更なる試練?の段



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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