私、煉獄さんに惚れられてたみたいです。【煉獄杏寿郎】

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『いちご大福♪いちご大福♪』








小さな村で鬼が出たという知らせを受け、討伐任務に向かった私。









無事任務を終え、いつも通り上機嫌で甘味処に向かおうとしている時だった。









道端に倒れている人を見つけたのだ。

しかもそれは…








『れ、煉獄さん！？！』








炎柱の煉獄さんだった。






その姿を見た瞬間、冷や汗が伝う。
たしか煉獄さんは西の村の鬼を討伐しに行っていたはずだ。








そこでなにかあったのかもしれない…。








『煉獄さん、煉獄さん！！
しっかりしてください！！』









慌てて駆け寄り声をかけるが、煉獄さんからはなにも反応がない。








煉獄さんの胸元にそっと耳を当ててみる。








耳を押し当てた部分からドク、ドク、と規律のいい心臓の鼓動が聞こえ、私は胸を撫で下ろした。






ちゃんと呼吸もしているようだ。








よかった…生きてる…。









ぱっと見たところ出血や打撲はないみたいだけど、なんとなく鬼の血鬼術を感じるような･･･









蝶屋敷に連れて行ってしのぶちゃんに見てもらわなきゃ…！！









そう思い、私は煉獄さんをおんぶしながら走って行ったのだった。

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