【w.r.w.r.d】兄さん、あのね。 (ページ9)

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四つ目続きページ9

---前回の続き---

トン「それで？ってお前隣国じゃないとはいえそれなりに栄えていた国が一夜にして跡形もなく消えたんやぞ！？」

ゾム「消えたんやぞ！？って言われてもなぁ...」

グ「逆に問おう。なぜ一国が跡形もなく消えたのに驚かない？」

ゾム「んー...その国ってさ、人体実験とかしとったんやろ？」

♂「ゾムにそのことは話してないはずやで？」

ロボ「ダクトの中でも聞こえとったん？」

ゾム「フルーフ国の前にも似たようなことが三件起こっとるはず。」

グ「ほう...やはり何か知っているような口ぶりだな。」

ゾム「知っているってか、いや、、まぁ知ってるにはいるんかなぁ...おそらくやけど、そいつらのことも検討ついとるしな。」

トン「！？なんでそこまで知ってんねん...」

ゾム「まだ確証があるわけでもないから、確証が持てたらまた話すわ...とりあえず今回の任務の報告は報告書にまとめて出しとくな。」

グ「まて。ある程度の情報共有は大切やろ。先の話の奴らのことも話してくれ。」

ゾム「まぁ、まってや。グルさんもそれなりに長い付き合いやろ？せやったら、俺の性格もわかるやろ？俺な、、、、、、確証のないことを話すん嫌いやねん」

ロボ・オス『！！』

グ「はぁ...わかった。とりあえずこの件に関してはゾム、お前が確証を持ったらすぐに報告するように。」

ゾム「ん。りょーかい。んじゃ俺自分の部屋帰るで～」

ゾムはそう言ってこちらを振り帰ることなく自室に帰っていった。

トン「グルッペン...ええんか？総統命令でもして、現段階での情報を報告させんでも」

グ「ゾム(あいつ)はああいったら絶対に聞かへんからな。今までもそうやった。だが最終的にはきちんと報告は受けている。問題ないだろう。」

ロボ「そういうことやったら、俺も仕事戻るわ。」

オス「......。」

グ「なんや、オスマン不満か？」

オス「いや、、、今回改めて思ったけど、ゾムがここに来る前どこでどんな風に暮らしてたとか知らんなぁと思ってん。」

トン「確かに知らんなぁ...味方最大の脅威は秘密が多いなぁ...」

グルッペンは二人がそう呟いているのを拾いつつゆっくりとゾムが出て行った扉から目をそらした....