続き-我々side- ページ5
引き続きトントンside
俺の視線の先には...太陽の光を浴び黒く煌く髪を持ちその瞳は暗く闇が垣間見えるが見たものを引き込むような赤、、、そう見た目は俺と同じ容姿をしていたのだった
トン「(あいつは、、、なんや、)」
俺の心に引っ掛かりができた。
あの二人組は普通にお茶を飲んでいるがなぜか雰囲気が一般人とは違う気がした。
トン「HQ、HQロボロ調べてほしいことがある。」
ロボ「はいはい、こちらロボロ。トントンどうしたん?休憩ついでに大先生回収しにいったんやないの?」
トン「せやで、んでオスマンおすすめのカフェにおるんやけど...怪しい少年と青年を確認したからロボロに調べてほしいねん。」
ロボ「その二人の身体特徴聞かせて」
トン「少年のほうは黒髪に赤い目してて、ローブを身にまとってるから体格はしっかりとはわからん。次、青年のほう。彼はミルクティー色の髪を短く切りそろえてる目はオスマンよりも深い緑。名目上は旅の疲れをいやしに、それから紅茶の買い足しらしい。」
ロボロとの交信に聞きなれたバリトンボイスが加わってきた。
グル「ほぅ...少年と青年のコンビか、興味深いな。なんとも珍しいオスマンのような髪色とは。それにトントンに容姿が似ているとな...?実に興味深い。」
トン「おい、まさかとは思うけど、、、捕らえて城に連れて来いなんて言わんよな...」
グル「さすがトントン話が早い。今ひとらんをそっちに寄越した。大先生の回収はどちらでもいいが彼らの回収は頼んだゾ」
トン「はぁ...ひとらん今どこにおる?」
ひと「もう、とんちのいるカフェが視認できる位置に来たよ。例の二人も視認した。
本当に、トントンに似てるね、、、驚いたな。」
トン「ま、なんで似てるかは置いといてそろそろ動き始めるか...」
そう、俺とひとらんが彼らを城に連れて行こうとした時、彼らは徐に立ち上がり、城を指さした。
俺と、ひとらんが目線を城に向けた一瞬で数メートル先にいた気配が消えた。
トン「っな!?」
ひと「はぁ!?」
仮にも巷で復讐鬼と言われているひとらんと、書記長の俺が相手のスピードについていけなかった。
トン「HQ!!HQ!!ロボロ門のカメラに件の二人は映っとるか!?」
ロボ「っえぇ!?どうしたん?」
トン「それなりに大通りなのに、俺とひとらんが一瞬目を離したすきに消えた...」
グル「っはははははははは!!!トントンを出し抜くとはやはり只者ではないな!」
それを嬉々として言わんといて...
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作者名:鳴海(なるめ) | 作成日時:2017年4月27日 1時