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「…へ?」
「ヒナちゃん?だっけ。この人怖いよね、ごめんね」

と謝罪するA。しかし橘は止まらなかった。


「…ふざけてるのはどっちですか。よその学校に勝手に入ってきて。無理やり連れ去るなんて、友達のすることじゃありません!」

「それに、あなた!」
「ん、A?」


「タケミチくんを誑かしてるんですか?タケミチくんは私の彼氏なんです。手を出さないでください!しかも、既にもう2人彼氏いるじゃないですか!」

「しかも、既に2人男の子がいるのに!破廉恥ですっ!」

「は、破廉恥…A、変態だったの…?」


ずぅん、と落ち込んだAは後ろは下がり、Aを守るようにして龍宮寺が前へと出てきた。

「…最近のタケミチくん、怪我したり、ぼーっとしてばっかり。それがあなた達の所為なら、私が許しません!」


そう言い切った橘を見下ろす龍宮寺。その肩に花垣が手を置いた。


「…あ?」
「その手を、離せ…」
「何言ってんのか聞こえねぇよ!」




「その手ェ離せって言ってんだよ、馬鹿野郎!」

花垣がそう叫ぶと、龍宮寺は腰を屈めて花垣を睨め付ける。

「…お前、誰に向かって口聞いてんだ?」

しかし花垣は怯まない。しっかりと龍宮寺の目を見つめて、宣言する。

「もう二度と、譲れねぇもんがあンだよ!」
「ハ?"二度と"?」

【二度と】という不自然な言い回しに違和感を抱いた龍宮寺は花垣から離れる。

すると今度はマイキーが話し出した。


「あーあ。折角ダチになれると思ったのにザンネン………さて」


そして、振り返って一言。


「どうやって死にてェ?」

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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
- 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時

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