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場所は変わって、4人は靴箱まで辿り着いていた。

「今日暇だろ?ちょっと付き合えよ」
「いや、そうでもないッス…」
「武道くん、こうなったらマイキー意地でも連れてくから覚悟した方がいいよ」
「ええ!?そんなあ…」

花垣が無敵のマイキー、ドラケン、謎の美少女に囲まれているのを、学校中が覗きに来ていた。

「あいつ、マイキーと仲いいのか…!?」
「やべぇ、殺されんぞ…!」
「てかあの子可愛くね?」

そんな騒めきの中、足音を鳴らしながら注目の的へと歩いていく少女が1人。


「…橘?」


____

「そんなに緊張しなくても、ちょっと話すだけだって」
「じゃ、行こっか」

4人が学校が出て行こうとした瞬間、後ろから「ちょっと待って!」と声がした。

「誰?」
「ヒナ!?」


4人と対面する橘。花垣は苦笑いをしながらも橘を落ち着かせようとする。

「ごめん、今日は立て込んでて…」

すると、橘は手を振りかざして…




パンッ。と乾いた音が鳴り響く。

橘の手は、マイキーの右頬を叩いていた。


「タケミチくん、行こう!こんな人達の言いなりになっちゃ駄目だよ!」

橘は花垣の腕を掴み、そのまま方向転換して去ろうとしていた。

「ヒナが、守ってあげる」
「ヒナ…」


花垣は、橘の手が震えていたのに気が付いた。
それと、以前2人で話した内容も脳裏に過ぎ去った。

『じゃあ、ヒナがタケミチくんを守ってあげる!』





しかしそれを阻んだのは龍宮寺。橘の腕を掴み、呼び止める。

「おい、殺すぞガキ」
「いきなりぶん殴って"はいサヨナラ"?ふざけんじゃねェぞ、コラ」





「きゃー!ケンくんこわ〜い♡」



__そしてこの雰囲気をぶち壊したのはAだった。

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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
- 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時

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