72 ページ22
.
場所は変わって、4人は靴箱まで辿り着いていた。
「今日暇だろ?ちょっと付き合えよ」
「いや、そうでもないッス…」
「武道くん、こうなったらマイキー意地でも連れてくから覚悟した方がいいよ」
「ええ!?そんなあ…」
花垣が無敵のマイキー、ドラケン、謎の美少女に囲まれているのを、学校中が覗きに来ていた。
「あいつ、マイキーと仲いいのか…!?」
「やべぇ、殺されんぞ…!」
「てかあの子可愛くね?」
そんな騒めきの中、足音を鳴らしながら注目の的へと歩いていく少女が1人。
「…橘?」
____
「そんなに緊張しなくても、ちょっと話すだけだって」
「じゃ、行こっか」
4人が学校が出て行こうとした瞬間、後ろから「ちょっと待って!」と声がした。
「誰?」
「ヒナ!?」
4人と対面する橘。花垣は苦笑いをしながらも橘を落ち着かせようとする。
「ごめん、今日は立て込んでて…」
すると、橘は手を振りかざして…
パンッ。と乾いた音が鳴り響く。
橘の手は、マイキーの右頬を叩いていた。
「タケミチくん、行こう!こんな人達の言いなりになっちゃ駄目だよ!」
橘は花垣の腕を掴み、そのまま方向転換して去ろうとしていた。
「ヒナが、守ってあげる」
「ヒナ…」
花垣は、橘の手が震えていたのに気が付いた。
それと、以前2人で話した内容も脳裏に過ぎ去った。
『じゃあ、ヒナがタケミチくんを守ってあげる!』
しかしそれを阻んだのは龍宮寺。橘の腕を掴み、呼び止める。
「おい、殺すぞガキ」
「いきなりぶん殴って"はいサヨナラ"?ふざけんじゃねェぞ、コラ」
「きゃー!ケンくんこわ〜い♡」
__そしてこの雰囲気をぶち壊したのはAだった。
2290人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時