そのひゃくさん。 ページ20
日曜日。
月島くんにぐりぐり塗られた三日後の数字。
手帳の中でも異彩を放つもんだから。
『…大地くんを甘やかして妬かせよう、大地くんを甘やかして妬かせよう、大地くんを甘やかして妬かせよう、大地くんを…』
「おちつけ、佐々木！」
「Aさんの仕事によって結果が変わりますからね。良いですか。」
「プレッシャー掛けんなよ、ばか！」
「Aさん…水でも飲んで落ち着いてください。」
『…あ、ぐっちー、ありがとう…。』
第何回目かの妬かせ隊会議、inファミレス。
3人の隊員は揃いも揃って今日の大地くんは妬いてた発言するもんだから。
頑張らなきゃ、がプレッシャーになって。
『…でも、でもさぁ…。』
「ネガティブになるなよ…。」
「キャプテンは妬いてるように見えました。あとは言葉にすれば完璧です。」
『…日曜日に？』
「日曜日に。」
『…無理です。あの人に妬きもちの文字なんて無いんです。』
「え、ここでAさんが諦めちゃ駄目ですよ！頑張りましょ？」
「無いなら作るまでです。」
「月島…かっこいい事言うな、お前。」
「僕ら巻き込まれてるんです。頑張ってください。」
『…うぅ…意地悪め。』
「はぁ？」
睨まれて竦んだ私にため息ついた先生は。
大丈夫です、と。
何らかの手は打ってます、と。
「さすがツッキー！」
「黙れ、山口。」
『何？何してくださったんですか？』
「あなたはただキャプテンといちゃついてください、黒尾さんと連絡取りながら。」
『テツロー？』
「てつろーだろうとイチローだろうと誰でも良いんです。キャプテンさえ気にしてくれたら。」
「…やだよなぁ、デート中に他の男と連絡取ってたら。」
『そうなの？』
「そうだろ。俺は嫌。」
「俺も嫌です。」
「ほら。」
『先生、天才。』
どや顔の先生は。
なのにどうして彼女居ないの、の私の質問に。
頭蓋骨圧縮で答えやがりました、痛い。
「…とにかくですよ。キャプテンが妬けば良いんでしょ？」
『…そうです。』
「そっちはAさんに任せますね。」
『うん、頑張る。』
「僕ら、キャプテンと居た女子について調べるんで。」
そうだ、心配事は増えてるんだ。
あの髪ゴムの子だ。
…良いですよ、もう誰でも。
大地くんの隣を譲る気はさらさらないんだから。
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zgdj - 面白い作品をありがとうございます！ (3月2日 11時) (
レス) @page46 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - できればうらつくに残ってほしいけど、saiさんが決めたのであれば口出しはしないようにします。でも、他のツールで繋がりたいのでTwitterとかって教えてもらえませんか、、、？ (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 今日初めて作品に出会いました！神作品だと思いました。ハイキューの二次創作の作品を見つけて、いい！好き！って思ってその人の作った日を見ると、2015とかで止まっていて、すごい悲しくなっちゃうんですけど、今日まで生きてくれてありがとうございます！ (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
sai(プロフ) - ちゃむPOPさん» こちらこそ作品を愛してくださってありがとうございます。 (2023年1月11日 11時) (レス) id: 4a22273a47 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむPOP(プロフ) - 何年も帰ってきては読んでます。残してくれてありがとうございます。 (2022年10月18日 20時) (レス) id: 75c22fdb63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるぼー | 作成日時：2015年10月16日 23時
