°○ふらふら○° ページ6
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最近会えていなかった健永のケータイから、メンバーの太輔さんが電話をかけてきた。
“健永が倒れたから迎えに来てほしい”って。
急いでタクシーを拾ってテレビ局の駐車場に入ってもらった。
中に入るには入館証がないと入れないから。
太輔「えっと…Aさん…?」
A「あ…はじめまして…」
俊哉「ごめんね、急に呼び出したりして…。
健永が“Aが迎えに来てくれないと帰らない”って聞かなくて…
相当Aちゃんに惚れてるんだね笑」
A「そんなことは…」
健永「Aっ!!
みんなと話さないで、帰るよ!」
A「はいはい…」
高嗣さんに寄りかかってた健永の腕を肩にかけてタクシーに乗り込んだ。
A「ありがとうございました!」
ずっと手を振ってくれてるみなさんに手を振った。
健永「…ぶぅ」
ぶーたれて唇を尖らせてる健永をまた抱えてベッドに寝かせた。
離してくれない健永を宥めてお粥とはちみつレモンを作って、冷えピタと体温計も持って寝室に向かう。
健永「やっときた」
A「あったかいうちに食べて」
健永「あ〜ん!」
A「もう…」
甘えん坊のいうこと聞くしかないか…
A「あーん」
健永「むひょっうまい!」
さらさらの前髪を上げてピンで留める。
私のピンだからほんとの女の子みたい…笑
写真撮っちゃお笑
健永「あ、撮んなよ!」
冷えピタを貼るとぴたっと黙った。
たまにはいじめるのも悪くないな笑
背中を支えてはちみつレモンを飲ませた。
A「早くよくなってね?」
頰にちゅっとキスしたらそのまま熱い手が頰に添えられて唇が重なった。
熱い舌がゆっくり熱を移していく。
レモンの酸っぱい味が絡んではちみつの甘さが鼻を抜けた。
健永「こういうのがはじめてのキスの味かな?」
A「ふふ、そうかもね?」
健永「さっきA“早くよくなってね”って言ったよね」
A「うん…」
嫌な予感…
健永「もうキスしちゃったしさ…
いいでしょ…?」
A「ダメっ」
健永「Aのダメはいいと同じだもんねえ?」
A「ちょ、まっ…」
病人とは思えない力でぐぐっと押し倒されて部屋着の裾から熱い手が入ってきた。
A「病人は大人しく寝るの!」
健永「Aのおかげで元気になったよ」
A「ん〜っ」
移されて健永に看病されたのは、また別のお話。
健永「ごちそうそま〜」
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年10月8日 23時