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°○きらきら○° ページ10







「今日のデートはすごいからね!」


A「何がすごいの?」


健永「今日のデートはね、きらきらづくしのデートなんだよ!」


A「へぇ〜!

じゃあ楽しみにしとこうっと」


今日は1日かけて遠出みたい。
久しぶりの健永の車でドライブデート。
車内は健永の匂いがして落ち着いて、頰が緩む。



眩しい太陽。

日焼け止めを車内で必死に塗ってたら“どうせ汗掻くんだから意味ない”ってからかわれちゃった。



青い海。

A「こんな綺麗な海あったんだね〜!!」


健永「まぁね」


カッコつけてる健永に白い砂浜を思いきりかけてやったら倍返しって海まで追いかけてきた。

逃げたら2人して海にダイブしちゃった。


ずぶ濡れになっちゃったから仕方なく服を買い直した。
でもさっき着てた服よりかわいいかも。

健永が買ってくれた服だから大事にしなきゃ。



プロジェクションマッピング。

プロジェクションマッピングがあるおしゃれなレストラン。
料理もとっても美味しくてついつい食べ過ぎちゃったかな?

でも、私が食べてるのをみて健永が笑ってくれたから、それでいいや。



綺麗な夜景。

はじめて行った展望台。
上は無数の星が輝いて、下は街の灯りが色鮮やかに煌めく。

ここは恋人同士でフェンスに鍵をかけるのが有名みたい。
私より健永がやりたかったみたい。


健永「ふふ、Aの目もきらきらだね。

…そろそろかな…」


何がそろそろなんだろう…。


健永「A」


A「ん?なぁーに?」


返事をしても何も喋らない健永。


左手を掴まれた。
いつも手繋ぐとき右手なのに…





健永「俺と…


結婚、してください」





けっこん…

ケッコン…

結婚…



え…?


健永が片手に持っているのは紺色の箱。


中からひとつだけ指輪が出てきた。





健永「Aの誕生石。


これは婚約指輪ね。



結婚指輪もちゃんと渡すから。




婚約指輪と結婚指輪を一緒にするのはどうしても嫌だったんだ。





…うん、サイズぴったり。

よかった…」



左手の薬指がひんやりして重くなって、急激に視界がぼやける。


健永「返事は?」


A「っ……

はい…っ」


涙がとめどなく流れて、返事はもう決まってるのに、なかなか声が出てこなかった。


ただでさえ苦しくて息ができないのに、ぎゅっと強く抱きしめられて。

…ズルいよ…



健永「愛してる…A」


今までで1番、幸せなくちづけをした。






°○ぎこぎこ○°→←°○きしきし○°


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 短編集 , フリー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年8月5日 17時

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