°○うるうる○° ページ8
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健永「…もうそんないつまでも泣くなって」
A「うぅ…だって…」
今さっき終わった健永と同じグループの高嗣くんの映画。
DVDを買ってからやっと2人で観れることになって観たら…
もう感動して大号泣。
私だってこんなに泣くと思わなかったもん。
A「…健永だってちょっと目うるうるしてるじゃん」
健永「うっ…バレた」
映画に入り込むために電気消してたけど、もうそろそろ付けてもいいよね。
しばらく暗かったから明るいのに慣れないかもしれないし。
立ち上がろうとしたらなぜかずっと正座して観てたから足が痺れてて、ソファーに逆戻り。
健永「なに立てないの?笑
…ったく、しょうがねぇな」
広くてあたたかい胸にそっと頭が埋まる。
健永「Aちゃんは泣き虫でちゅね〜?」
安心する…
健永「…そんなに大人しくしてると襲っちゃうよ?」
抱きしめられたままソファーに体が沈んで押し倒された。
健永「こんなに目うるうるさせて…。
いい映画だったけどさ…。
俺じゃないんだからそんな泣くなよ…」
暗くてよく見えないけど、健永が嫉妬してくれてることが嬉しかった。
彼の首にそっと腕を回した。
健永「今日はずいぶん素直だね。
いい子じゃん。
……よいしょっ」
ふわっと体が浮いて寝室に続く廊下へ進む。
寝室のサイドテーブルに置いてある間接照明に照らされた健永の目は…
私よりもうるうるしていて、綺麗な目だった。
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年8月5日 17時