°○あわあわ○° ページ4
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ソファーに座って健永たちが載ってる雑誌を読んでいたら後ろからギュっと抱きしめられた。
A「どうしたのー」
健永「…お風呂入ろ。
沸いたよ」
A「いってらっしゃーい」
健永「ちがう!!
一緒に入んの!」
無理矢理雑誌を取られて両手で頬を包まれた。
A「…やだよ」
健永「なんで」
A「…恥ずかしいもん」
健永「じゃあ恥ずかしくなきゃいいの?」
A「…うん…」
健永「今“うん”って言ったからな」
そう言って健永はお風呂場に向かっていった。
取られた雑誌のあと少しの分を読み終わってもまだ帰ってこない。
何してるんだろう…?
健永「お待たせ。
入ろ」
なんだか少し嫌な予感…。
先に服を脱いで準備万端。
私の服を脱がせようとする健永をお風呂に押し込んだ。
ゆっくり脱いでるとすりガラスから“まだぁー?”と木霊して聞こえてきた。
タオルをしっかり体に巻いて、健永が放ったままの服と自分の服を洗濯機に入れた。
スイッチを入れて洗剤と柔軟剤を入れて蓋を閉めた。
健永「もう!遅いっ!
待ちくたびれたぁ」
浴びていたシャワーを私に思いきりかける。
A「もう…いきなりかけないでよ!」
濡れた顔を拭って彼を睨んだけど、健永の笑顔があまりにも無邪気でかわいかったから、睨めなくなってしまった。
大きな手に引かれ2人で湯船に入った。
泡風呂…?
健永「どう?いいでしょ。
俺作の泡風呂。
いい匂いだよ。
ほら」
向かい合うと健永は泡を手で掬ってふぅーっととばした。
ふわふわと舞う泡とシャボン玉。
思わず“わぁ…”と声が出て、手を差し出して泡を追いかけた。
健永「やっぱり。
A喜ぶと思った」
私の体を反転させて後ろから抱きしめられる。
健永は腰からしかタオルを巻いていないから、肩甲骨あたりは素肌で触れて、どきどきして肌が熱くなる。
泡風呂から上がる湯気もゆらゆらして、ぼーっとする。
逞しい腕に抱かれて、汗とお湯で濡れたうなじにそっと唇が触れた。
少し抵抗して体を動かしたらお湯が揺れてぱしゃぱしゃと波打つ。
ちゃぷん…ちゃぽん…
いつのまにか波が高くなって、体からタオルが奪われていた。
そのあと覚えてるのは
妖艶に微笑む健永と、あわあわにまみれた2人のカラダ…。
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年8月5日 17時