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°○すけすけ○° ページ21







放課後、暑いから公園で水風船で遊ぶことになった。


A「水風船久しぶり!」


健永「俺も小学生以来だな」


2人だけで水風船やるのはじめてだな。
いつもは友達と6人くらいでやってたから。


ちいさいのからおおきいのまで、形もいろいろ大量に作ってから健永の体に思いきり投げる。
水風船がぶち当たってキャーキャー私から逃げる健永は女の子みたい。

太陽に照らされて、びしょ濡れで大笑いしてる健永がかっこよくて見惚れてた。

投げるペースが早かったのか私の水風船はもうなくなってて、後半は健永の逆襲にひたすら逃げた。


A「楽しいね!もう1回戦やる?
買ってこようよ!」


健永「A、すけすけ」


A「え?靴下?
今頃気づいたの?シースルーの靴下だよ」


健永「違うよ、上。
早く俺のカーディガン羽織って。
…いろいろ困る」


上…?
…ほんとにすけすけじゃん。


健永のカーディガンを奪い取るように着させてもらった。


健永「俺は別にもっと見ててもよかったんだけどね?
Aが困ると思ってさ。
黒のセクシーな下着、いただきました」


…ばっちり見られてた。


こんなこともあろうかと家から秘密兵器持ってきてよかった…


リュックのなかから水鉄砲を取り出して、二刀流で反撃開始。


A「健永もすけすけにしてあげる!!」


また立場逆転。


健永「A、それはずるい」


二刀流水鉄砲で散々攻撃された健永はすけすけどころかびしょびしょ。

ちょっといじめすぎちゃったかな?


A「予想外なこと起きないと面白くないでしょ?」


健永「こんなに濡れるなら今度一緒にプール行こうよ」


A「私水着持ってないもん。
今のスク水しかない」


健永「じゃあ今から一緒に買いに行く?
ほら、太陽じりじりだからもう制服乾いたっしょ」


…ほんとだ。
すけすけなのは靴下だけになった。


水着を買いに行く気満々の健永。
サドルにまたがって後ろを叩いて急かしている。

健永のカーディガンを腰に巻いて私の手は健永の腰に巻きつけた。


健永「おまわりさんに見つかんないように行かなきゃね?」


振り向いた健永の笑顔は、私がさっき見惚れてたくらい、眩しかった。





°○すりすり○°→←°○じわじわ○°


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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 短編集 , フリー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年8月5日 17時

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