°○あつあつ○° ページ2
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彼氏の健永と夜ご飯の買い物の帰り。
今日はオムライスにしようねってなった。
「Aに卵を持たせられない、絶対割るから」
そう言った健永の右手は卵の入った重いエコバック、左手は私と繋いでる。
私の右手は健永と繋いでて、左手は明日の朝ご飯のパンと久しぶりのハーゲンダッツが入ったエコバック。
ハーゲンダッツが楽しみすぎてうきうきして、健永と繋いでる手とエコバックをぶんぶん振り回してるんるんスキップした。
健永「いきなりなに?
そんなに暴れないで。
やっぱりAに卵持たせないの正解だったわ」
意地悪いうけど、ぶんぶん振り回したまま離さないでいてくれるのが、健永の優しいところ。
同棲してるマンションのエントランスに着いて、健永がジーンズのポケットから鍵を探してる間もスキップはやめたけど腕を振るのはやめない。
健永と自動ドアをくぐり抜けると管理人さんとばったり会った。
管理人「こんばんは。
相変わらずなかよしでいいですね。
羨ましいです」
今の絶対見られてたよね。
なんだか急に恥ずかしくなってきた。
腕は反動でまだすこしぷらぷらしてる。
健永「深く愛し合っちゃってるんで。
ねぇA?」
A「はい。
…えへへ」
管理人「ははは。
いいなぁ。
あつあつのままでいてくださいね。
それじゃあまた明日。
おやすみなさい」
会釈をして帰っていった管理人さん。
あつあつに愛し合っちゃってるのかぁ…
私たち。
…うへへ。
急に大人しくなった私を見て、健永が首を傾げた。
健永「ほら、早く行くよ?
アイス溶けちゃう」
優しく手を引っ張られてエレベーターに乗り込んだ。
今絡んでる指先も、ニヤてる顔も、何もかも。
あつあつだった。
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作者名:lovenectar | 作成日時:2015年8月5日 17時