からかい ページ25
「い、いえ…」
「はぁ…もう少ししっかりしてよ、A。」
「ご、ごめんなさい…」
これじゃあどっちが大人か分かんないな……
カランカラン…
「ごめんAさん!今日も迎え遅くなった!!」
「リオン君…!」
「兄さん!!」
慌てた様子でレオンくんの兄、リオン君が店内に入ってくる。
「お仕事、お疲れ様。」
リオン君の着けている服は炭やオイルで真っ黒に汚れていた。
きっと、また誰かの故障した機械を直していたんだろう。
「いつもいつもごめん。」
「気にしないで?私が好きでやってる事だから。」
「本当に助かるよ。
ん…?後ろの人は…」
リオン君はマルコさんを瞳に映すと、眉を寄せる。
「あ、もしかして会うのは初めて?
こちら、医者のマルコさん。」
「あ-、貴方が噂の…」
「噂…?」
「俺が山に籠ってる時に、病気や怪我を治してくれる�爐�兄さん�瓩�村に来た。
っていう噂を度々耳にしてたんだ。」
「お兄さんって…もうそんな歳じゃないよい。」
「まあ、一応ありがとうございました。」
リオン君はマルコさんに軽く頭を下げる。
「……おうよ。」
「レオン帰るぞ-、じゃあまたねAさん。」
「うん、またね。レオンくんもバイバイ!」
「……A…がんばってね。」
「う、ん…?」
カランカラン…
レオンくんは少し引っかかる励ましの言葉をかけると、笑顔で店を出ていった。
「……がんばって…?」
私は最後の言葉に首を傾げる。
「……なあA。
あのリオンって子何歳くらいだ?」
「リオン君は…確か、17だった気が…
どうか、しましたか…?」
「いや、17にしては男前だと思ってな。」
「…まあ、確かに。
顔はお母さんに似て美形ですね。」
「ああいう感じがタイプかよい?」
マルコさんは頬杖をつき、私を見つめる。
「えっと、タイプ…?
とか、よく分かんないです…」
「……彼氏いないもんな。」
「なっ、さっきの話を掘り返すのはやめてください!!」
「ハハッ…やっぱ、面白ェな。」
「むっ、私で遊ぶのはやめてください…!!」
「反応が可愛いからつい、な…」
「かかか、可愛い…!?」
「プッ、やっぱ面白れェ。」
マルコさんは顔が赤くなる私を見て肩を震わせ大笑いする。
「な、からかわないでくださいよｰ!」
店には私の声とマルコさんの笑い声だけが響き渡った。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
