命より大事な私のヒーロー (ページ5)

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そこからの記憶はない…

現場の目撃者が言うには、個性を制御できなくなっていた私を、プロヒーロー5人がかりで抑えていたそうだ。その後の私は意識が途絶え、すぐさま病院に運ばれた。

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ーーーーーーーーあの事件から6年…

身寄りもない私は、出久と暮らすことになった。

〝Aちゃん一緒に帰ろう〟

そう言ってくれた出久は、私にとっては誰よりもヒーローだった…

出久がいなければ…私は今頃、両親の後を追っていたかもしれない。

出久は私の命の恩人…。
私を救ってくれた出久を、私は命を懸けて守りたい。

ーーーーー出久の為なら、私はなんだって出来る

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緑「かっちゃん‼それは僕の大切な物なんだ…返してくれないかな…」

爆「あ”ぁ？無個性のテメーが、俺に指図すんな‼」

そう言ってかっちゃんは、僕のノートを爆破させ、窓から放り投げた。

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バンッ！！！！！！！！！

緑「っ！？」

勢いよく空いたドアの先には、

爆「…A……」

貴『…何してるの。〝爆豪〟…』

ドアの先には、誰が見ても分かるほどに、怒りのオーラを放っているAちゃんがたっていた