生意気な、唇 <second>【名前変換オリジナル】

84 ページ34

――学校にて




あい「今日からまた学校かー」


「いいじゃんみんなに会えるんだから」



あい「でもだるいね〜」




「…そういえばなおくんはいないの？」






あい「…あぁ」






「…ん？」




そういえばあいちゃん、なおくんとデートしたんだよね





「…何か知ってるの？」







あい「…振られた」






「え？」






あい「なおくん、好きって気持ちが分かんないって」




「…え？」




嘘…なおくんが振るなんて









「私、なおくんと話してくるよ」




あい「うん」





このままじゃ仲良かった2人が壊れちゃう






私はいつもなおくんが居る屋上へ向かった









「なおくん！！！！」





なお「…瀬奈」





屋上で1人で居るなおくんに近づいた







「…あいちゃんが…」



なお「ねぇ、瀬奈」






なお「好きって何？」







好きって…




「…目が離せなくて見てるだけで笑顔になって、会いたくて会いたくて、可愛くて仕方なくて、守りたくて…」





あれ、これって陽向の事…








なお「分かんない…決定的な何かがない」




そんな事言われても…








なお「ねぇ、瀬奈…好きって何か教えてよ」






「私は教えてあげられな…」









なお「…瀬奈」









一瞬の事だった。


目を開けて一瞬で






なおくんにキスされた。

85→←83

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す