生意気な、唇【名前変換オリジナル】

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「…」


陽向「…隣、行ってもいいですか？」



何よ、しおらしくなっちゃって


「…いいよ」






陽向「…手、繋いだら怒ります？」





ﾄﾞｷｯ…






「…分からない」




陽向「じゃあ、嫌だったら言ってください」






ギュッ






胸が…苦しい




「…陽向ごめん、この間はあんな事言っちゃって」




陽向「いいですよ、先輩は彼氏がいるし俺の事好きじゃなくて当たり前です。」



「…でも、穂高はかほちゃんと…」



陽向「…え？かほ？」







「…したんだって」



陽向「…」






気がつくと、涙が出ていた。
人前で泣きたくはないけど、なぜだか
安心して泣けるのは陽向だから…




陽向「先輩はキャプテンと…どうするんですか？」




「…分からない、こんなの初めてでどうしたら良いのか、他の女の子はどうするのか私…分からない！」




陽向「…他の子と一緒のことしなくてもいいんですよ、先輩は1人しかいないんですから」





陽向…

そうだよね、私が自分の思ったようにしっかり






「ふふっ」



陽向「…ん？」





「…陽向、ありがとう」




陽向「…」








ギュッと握る力を強めた手と手…

思いが、どんどん重なっていくのがわかるくらい

私は陽向の事を考えてしまう。





陽向「お祭り、大丈夫ですか？」




「いいのよ、りんご飴食べたいし」


陽向「そこですか笑」

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