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雷雲 ページ10
．
｢どうして…私の家族じゃないんですか｣
夏の暑さのせいなのか
動揺のせいなのか
足がふらついてしまう
｢どうしてあの時私の家族を助けて…くれなかったんですか｣
｢どうしてっ！！！！｣
私もあの時一緒に死ねば……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿こんなことしたって
＿＿＿＿＿＿＿＿＿こんな事思ったって
こんな駄々をこねても
駄々をこねた時に頭を撫でてくれた母さんも
泣いてしまった時に隣にいてくれる父さんも
誰も戻ってこないんだから
｢………すみません､色々言ってしまって｣
｢…A｣
不死川はAの腕を取ろうとしたが
｢少しだけ…頭冷やしてきます｣
そう言うAは不死川の傍を離れた
私の願いを聞き届けたのか
蒸し暑い空気を少し冷やす雨が降ってきた
この時はまだ思いもしなかった
彼にも足掻いても足掻いて消えない過去があることを
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aya(プロフ) - とってもとっても感動しました！ (2020年10月24日 2時) (
レス) id: 59795850b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごい感動しました！！表現の仕方がめっちゃきれい…！この作品は、控えめに言って��神��ですね(*'▽') (2020年7月12日 15時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2020年6月27日 20時
