【男主】狐の幼馴染＝猫のマネージャー【HQ】 (ページ6)

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「猫マネ誕生」ページ6

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と、決心したのは1ヶ月前。
つまり、入学してから2ヶ月が経った。

今では昼飯を一緒に屋上で食べるほどの仲になってしまっていたAとバレー部。
何度か練習も見に行っていたし、バレー部との仲も深まっていた。

重たい腰を持ち上げて、セカンド・オピニオンの有効活用をして行った東京の色んな病院でも、やはり同じことを言われた。

「本格的にはバレーは出来ません」と。

「(それでも、やっぱりバレーが好きなんや)」

何とかして、バレーに関わっていたい。
バレーとの繋がりが完全に切れてしまう前に。

繋げていたい。

思い立ったが吉日、3年生数人で集まって食べている主将の元にAは歩いて行った。

「主将」

Aが声を掛けると、主将は食べかけていた弁当の上に箸を置いた。
ここで大丈夫か？と聞いてくれる辺り、良い先輩だとAは感じ取った。

「おう、杣、なんだ？」
「あの…マネージャーって募集しとりますか」
「…！」

目を大きく見開いた3年生の先輩方。
元々マネージャーがいない音駒は、マネージャーを採ってくれるかどうか心配でしかなかった。

「(これでダメならしゃーない)」

「俺は杣にマネージャーをやって欲しい。けど、監督や顧問が何と言うかわからない。だから、今日の放課後練のときに俺と一緒に話そう」
「…はい！」

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Aがマネージャーとして入部できるように、バレー部全員が先生たちに頭を下げてくれていたというのは、3年生の先輩方が卒業してからのことだった。

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