標的１９７…覚醒!!ボンゴレの血（２） ページ7
続き
顔への攻撃によろけた直後、頭を掴まれて引き寄せられて腹に膝がはいった
超直感があるにも関わらず、痛みを与えられることもいとわず、歩美は攻撃を避けることなく受け続けた
骸(獄)「クフフ。やはり手も足も出ませんか。良いサンドバッグですね！」
リ「ちげーぞ。これほどの攻撃力だ。ガードしてもよけても獄寺の体に負担がかかっちまう
アユは今…自分の体で攻撃をいなして、獄寺の体を守ってるんだ」
その瞬間、獄寺の放たれた拳を掴んでそのまま引き寄せ、体がふらついた所に…
トン
首の後ろに比較的優しく手刀を叩き込めば、ふらついた体はそのまま地面へと向かう
骸(獄)「ク…体が…」
リ「打撃で神経をマヒさせる戦い方を直感したな」
六道骸が抜けた獄寺が地面に倒れる前に歩美が受け止め、そのまま地面に寝かせる
『……待たせて、ごめん…』
リ「手当するぞ」
『……お願い』
「クフフ」
リボーンが獄寺のそばに駆け寄ったのを見つめた歩美が立ち上がり振り返れば、そこには…自分自身の身体に戻った六道骸が立っていて、その額には撃ち抜いたあとである血がついていた
骸「フッ…戦闘センスが向上していることは認めましょう。だが、この程度で図に乗ってもらっては困りますね
僕が持つ6つある戦闘スキルのうち、まだ1だけ発動していないことにお気付きですか！？」
リ「第5の道・人間道だな」
骸「その通り。我々の生きるこの世界が、人間道です。そして実は、6つの冥界のうち、最も醜く危険な世界だ」
『……』
骸「皮肉ではありませんよ。ゆえに僕はこの世界を嫌い、このスキルを嫌う。できれば、発動させたくはなかった━━…」
そう言うと六道骸は、手を自分の右目に近づけて…
グジュ…
指をその目に突き刺した
『Σっ…！』
骸「この人間道は、最も醜く…」
おびただしい量の血が出ていることも気にせずに、キツく眉間にシワを寄せて、まるで抉るように右目をまぜ…そして、
骸「最も危険なスキルですからね」
右目には【五】の文字が浮かび
右手は真っ黒に染まり
左手から左頬までに、複雑に枝分かれした模様が浮かび上がり
その体にどす黒いオーラを纏った
先程までとはまるで違うその姿に、歩美は警戒を強める
リ「どす黒いオーラだな」
骸「見えますか？オーラを放出しながら戦うタイプの戦士にとって、吹き出すオーラの大きさがすなわち…強さ！」
続く
標的１９８…覚醒!!ボンゴレの血（３）→←標的１９６…覚醒!!ボンゴレの血（１）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
