標的１９３…新アイテム。届けられる小言（２） ページ3
続き
ガキン！！
しかし、歩美を襲った脅威は手袋に防がれた
歩美は衝撃でわずかに地面を転がり、手袋程度に攻撃を防がれた六道骸は唖然と立ちすくむ
助かったことに安堵した歩美は同時に、手袋の中に何かが詰まっていることに気がついて取り出す
それは……たった一つの、銀色の弾丸…
『Σった、弾！！』
骸(犬)「(特殊弾！？)」
リ「そいつだな。よこせ、アユ」
『Σっは、はい！』
骸(犬)「撃たせるわけにはいきませんよ」
六道骸が歩美のもとにリボーンを行かせまいとするが、そんな攻撃をリボーンは容易くくぐり抜けて弾を手に入れる
リ「見た事ねー弾だな。ぶっつけで試すしかねーな」
『Σんぇえ！？』
「させませんよ」
そんな声に上空を見あげれば、一面に向かってくるダイナマイト
骸(獄)「君の体を無傷で手に入れるのは、あきらめました」
『Σっ、う…あぁ！！』
六道骸の攻撃にリボーンもすぐ弾を銃に入れるが、直後…
ドガガガガーン！！
広いホールに響く爆発音が、攻撃の激しさをイヤでも伝えてくる
また訪れた静寂の中で、真っ黒な爆煙の中に…たった一人で、ボロボロで倒れている歩美…
その姿は、爆発以前と何ら変化は見られない…
骸(犬)「おやおや、これは重症だ」
骸(千)「なんの効果も表れないところを見ると、特殊弾ははずしたようですね
万事休す……あっけない幕切れでした。さあ、痛いのも苦しいのも怖いのでしょう？すべて僕が…その体ごと引き受けてあげましょう」
柿本千種の姿の六道骸が、ヤリの先端部をもって倒れ伏した歩美に近づいてくる
そんな中、歩美の意識は僅かながら…確かにあった
『(痛い…体中、痛い…そうだね……痛いのも、苦しいのも、怖くて…こんな思いをもうしたくなくて、私自身の意思も主張も捨てたはずなのに……ごめんなさい…リボーン、みんな…私なんかじゃ、もうなにも……)』
(あー…ほんと大丈夫かなぁ…アユ)
『(…？)』
痛みや苦しみ…それにともなう恐怖だけが包む中で、誰かの声が聞こえてきて…それとほぼ同時に何かの光景が浮かんでくる
どこか豪華ながら散らかった部屋で、不安げな表情をして忙しなく動き回るディーノの姿で、そばには側近であるロマーリオもいる
続く
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十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
