標的２０９…平穏な日常。きたる嵐の予感（２） ページ20
続き
そんな歩美の姿を見た獄寺は不安が移り、山本はどうにかできればと思案をする
山「んー…なあ、このまま遊び行かね！？」
『…はい？』
獄「ナイス野球バカ！そうしましょう10代目！！」
『えぇ…』
獄「あんま家庭のこととか、考えすぎない方がいいっスよ。オレんちなんか、もっとドロドロのグチャグチャですしね！！」
『(なんか笑顔ですごいこと暴露した！)
ぁ…二人とも、学校は…』
山「どーせ今日は補習だけだしな」
獄「そうっスよ。世の中日曜ですし、たまには息抜きも必要っス」
山「ならみんなよぶか」
獄「アホはよぶなよ、アホは」
歩美の中の不安を消しさろうといつもの様子でいる二人に、急な話題転換に驚いた歩美も自然と笑みをこぼす
『(二人とも…気を使わせちゃったのは申し訳ないけど、けど…ありがとう)』
学校へ向かっていた三人は方向を変え、それぞれ電話をかけながら移動していれば、自然といつものメンバーが商店街につくまでにはそろっていた
商店街をぞろぞろと歩く友人達の和やかな雰囲気を感じながら、歩美はランボとイーピンの手を繋いだ
獄「アホ共は呼ぶなって言ったのに」
ハ「誰のことですか！？」
『(すごい大所帯…)』
フゥ「僕、ゲームセンター行きたい！！」
山「おっ、勝負すっか？」
獄「負けねーぞコラ！！」
ラ「ランボさんのどかわいた！」
イ「イーピンモ！」
『はい。』
山「先行ってるぜ」
『はい。』
獄「10代目！お供します！！」
『…ありがとう。隼人…』
ランボとケンカをしてしまうのではないか…と、少し不安にもなりながらジュースを買ってあげれば、ランボもイーピンも静かに飲み始めた
そんな二人の様子を同じテーブルの椅子に座って眺めていれば、ふと…獄寺がゆっくりと口を開いた
獄「六道骸との戦い…オレは自分の力不足を痛感しました」
『はい……私も…まだ、弱い…』
獄「10代目をお助けするために戦ったはずが、たった一度の油断で…逆に、10代目に手間を取らせるはめになってしまうとは…」
『……私は、もっと…強く…なりたい…』
家族を、仲間を、友達を…
そしてなにより、自分の意志を守るために…
和やかな雰囲気から一転し、険しく真剣な眼差しで握りしめた自分の手を見つめる歩美に、獄寺もまた…
その時、不穏な爆発音が小さく…そして、徐々に大きく近くなっていくのが聞こえた
続く
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十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
